陸上自衛隊青野原駐屯地司令のお話を聞きながら思った、「ウイズコロナからネクストコロナに思考を切り替えなければ」という事

こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日は陸上自衛隊青野原駐屯地に行ってきました。

変革を続ける自衛隊

今日は駐屯地司令から、今の自衛隊の置かれている状況やこれからの事など、現在の世界情勢などを合わせて、わかりやすくお話を聞かせて頂きました。
その中で一番に印象的だったのは、変わり続ける姿でした。

自衛隊は色々な制約がある中で活動をされています。その制約が良いとか悪いとかという事は一旦横に置いておいて、そんな中にあっても国防や日本国民を守るという事を第一に考え、出来る事を行なっておられます。
しかし近年の日本を取り巻く状況から、これまでと同じ組織体や装備、対処対応では十分な職務を果たすことが出来なくなり、変革を推し進めておられます。

私自身もウクライナとロシアの件を見れば、自国を守るのは自分たちしかいないという事は明白だと分かります。
武力を持つから攻め込まれるんだとか戦争になるんだという脳みそお花畑みたいな意見を言われる方もありますが、そんな論理は国際間では通用しないという事が、ウクライナとロシアの件ではハッキリしたのは言うまでもありません。

なので全てを見直し ”変えるべきは変える” というこれまで以上に強い意識をもって行動をされているという印象をものすごく感じる機会になりました。

コロナ ネクスト

そんな駐屯地指令のお話をお聞きしながら私が思った事、それは、私たち光風流も変革し続けなければならないなぁという事です。

昨日から、マスクの着用が個人の判断にゆだねられることになり、5月の連休明けにはコロナが2類から5類になります。すなわちコロナ ネクストステージになるという事だと私は思っています。
そんな中で「マスクもしなくてよくなり、コロナがインフルエンザ並みに扱われるようになれば以前に戻れる」なんて能天気なことを考えていては、自滅の始まりにしかなりません。

仮に私たちを取り巻く環境がコロナ禍以前に戻ったとしても、私たちがこの3年間に歩み経験した事は無かったことにはならないのです。
例えばzoomは会議を開催するときに、開催方法の選択肢の1つになっています。あるいは、これまで人数が集まらないと成立しないと思い込んでいたものがコロナで人が集まらなくても開催出来る様に試行錯誤して人数が少なくても成立させることが出来ると気づいたものもあります。
そんなコロナ禍での経験に基づいた経験や思考は、私たちを取り巻く環境が元に戻っても以前の経験や思考の状態に戻ることはありません。
ましてや私たちを取り巻く環境も、元に戻りなんてこともあり得ないのです。なぜなら時代は一見繰り返しているように見えて、その実は螺旋しながら進んで行っているのですから。
ウイズコロナという言葉がよく用いられた時期がありましたが、これからはウイズコロナではなく「ネクストコロナ」だと思います。

さあこれからが、コロナ禍で積み重ねてきたことを元にして新たな一歩を踏み出すスタートラインです。何が出来るのか、どうなるのかなんてわかりませんが、とにかくやってみる事こそが唯一の出来る事だと思います。
こんなワクワクする時代に生まれる事が出来てホント幸せです。光風流の皆さん一緒に楽しみましょうね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。