時間は無限のものでも無料のモノでもありません。しかしそれを理解していない人は、自分の時間を大切にしていないだけではなく人の時間も大切にしていません

こんにちは、内藤正風です。

今日は午後からオンラインで会議を行ない、光風流のこれからの事や次年度以降の事について色々とお話をし、濃い濃い時間を過ごしました。

時間は無限のものではないし無料のモノでもない

会議を行なう時に私がいつも思うのは、「時間は無限のものではないし無料のモノでもない」という事です。

時間って目に見えないので、どれだけ消費したとかそれがどれだけの価値あるものなのかってわかりにくいですが、実はこの世の中で時間が一番高価なものではないかと思うのです。
だって時間は二度と取り戻すことはできないのですから。例えば、今日9月26日(日)の午前9時~10時はもう二度とないですしょね。
これはどんなにお金持ちであっても過ぎてゆく時間を買い戻すことはできません。そしてどんなに若くても同じ日時をやり直すことはできないのです。
すなわち時間とは、買うことが出来ないほど高価であるという事なのです。時間は無料ではありません。

費やした時間をお金に換算してみたことはありますか

ちなみに私自身も流派の会議などを主宰しますので、今日のこの会議ではどれだけの時間と費用が使われているのかという事を意識するようにしています。
そんな目安に私がしているのは、生涯賃金を調べてそこから算出した生涯賃金時間給です。

ちなみに生涯賃金には中央値と平均値があり、生涯賃金中央値は200,000,000円で、生涯賃金平均値は250,000,000円とのことでした。(中央値は最高の賃金の人と最低の賃金の人の中央の値であり、平均値は全ての金額を足して頭数で割った値になり、世の中のボリュームゾーンが反映されているのは平均値になります。)

生涯賃金(中央値)から見た生涯賃金時給(中央値)

仮に以下のように仮定します。
1日8時間労働✖️週5日=40時間
1日8時間✖️年間250日=2000時間
2000時間✖️38年(22歳大学卒業後60歳定年まで)=76000時間

そこで生涯賃金中央値200,000,000円÷76000時間=2631,57894……
生涯賃金「時給」中央値は2632円

もう一方の生涯賃金平均値は250,000,000円ですので
生涯賃金平均値250,000,000円÷76000時間=3,289.47368……
生涯賃金「時給」平均値は3290円
となるという事です。

これらを踏まえたうえで、今日の会議は私を含めて5人で参加し3時間行ないましたので、この会議で消費された人生のお金は、生涯賃金時給平均値3290円×3時間=9870円×5人=49350円という事になります。
なので今日の会議はこの金額に見合うかそれ以上の成果を出すことが出来ただろうかと、私は検証をするのです。

ま、この考え方が絶対に正しいものだとは思いませんが、どなたかに動いて頂くという事がどれだけの負担を相手にかけることによって成立しているのかという事を、私自身が自覚する目安にすることはできると思っています。

時間を大切にしている人は、相手に対する優しさや労りも自然に兼ね備えている

これは私の勝手なイメージであり思い込みですが、「自分の時間を大切にしていない人は人の時間も大切にしていない」と感じる機会がよく有ります。

たとえば自分が人から会議などで声を掛けられた時には「忙しい」という人に限って、相手には今日の夜に会議しましょうとか明日の夜会議しますとかへっちゃらで言われたりしているのをよく目にします。もちろんたまにではないですよ、度々目にします。
あるいは自分1人で出来ることを、わざわざほかの人に声を掛けて一緒にしようとしたりして、人の時間はどんどん消費したり。。。

こういう人は、時間に対する概念が甘々なんだなと思いますし、それは自分に対して甘いからこそ人の時間を浪費することに気が付かないし意識が向かないんだろうなぁって思います。

時間は無限ではないし時間は無料でもないという事をシッカリと意識することこそ、相手に対する優しさや労りにつながるんだろうなと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。