誰かを悪者にしても何も解決や改善はしないのです。そろそろ悪者探しはやめて、検証と挑戦に舵を取ってみませんか

こんにちは、内藤正風です。

今日は二十四節気の「大寒」で、文字通り1年中で一番寒い時候となります。
「なんでこんなに寒いんや。。」って愚痴の1つも言いたくなるのは分かりますが、愚痴を言っても暖かくはならないですし冬の寒さが必要なものもあるのです。

冬の寒さが開花や発芽のきっかけに必要

皆さんサクラって暖かくなったから咲いているって思われている方多いのではないでしょうか。実は暖かさだけではなく寒さも開花に影響を及ぼしているのです。
これはデータとしても立証されており、サクラは暖冬が続くと開花が遅くなってしまいます。すなわち一定レベルの寒さが一定期間ある事によって開花が促される条件の1つになっているのです。

冬にまく「種」の中にも、暖かくなる前の寒さが緩やかだと発芽率が悪くなり、逆に寒さが厳しいと発芽率が高くなる「種」もあると聞いたことがあります。

寒さって、植物にも大きな影響があるという事です。

寒いからこそ春が嬉しい

春になると気持ちがウキウキしてくるのってなぜだと思います?
暖かくなってきたから。ですよね。
ではなぜ暖かくなってきたらウキウキするのでしょうか。それは冬が寒かったからに他ならないですよね。

たとえば夏の後に春が来たら、こんなにウキウキするでしょうか。あるいは秋の後に春がきたらどうでしょう。
こんなに春が楽しくはならないと思います。

冬って寒くて嫌いとか冬は気分が滅入っちゃうとか愚痴を言われる方もありますが、冬って実はとても大切だし重要な役割を果たしているのです。

何かを嫌ったり悪者にしても、何も変わらない

冬を悪者にしたり嫌ったりしても何も変わらないですよね。冬を悪者にしたら温かくなりますでしょうか?冬を嫌ったら何かが変わりますでしょうか。。。
何も変わりません。

雪が降ったから出掛けることが出来ないなんて言っていても、状況は何も変わらないですよね。それよりも関係各所に遅刻しますとか欠席しますと連絡をした方が絶対に良いでしょうし、雪が降っても困らない様に冬用タイヤを車に履かせておくとかした方が絶対に現実的ですよね。

何かを悪者にしても何にも変わらないのです。

誰かを悪者にする時間があるなら、何か行動を起こしたほうが絶対に前向きです

このコロナ禍では、国会議員を悪者にしている発言などもよく目にしますが、これも1mmも変る事は無いですよね。
ってかその国会議員を選んだのは私たちなのですから、国会議員を無能だとかなんとかって言っている言葉はそのまま選出した私たちに向かってくる言葉になるんですよね。吐いた唾が我が身にかかっているだけです。

そんな事に労力を使うのならば、どうすればよいのかを考え、国会議員に会いに行くなり業界団体に働きかけるなり何でもいいのでとにかく行動を起こしたほうが絶対に良いと思うのです。

計画が思い通りに行かなかったことの悪者探しをしても、1mmも解決にはなりません

企画や計画を実行したときに、思うような成果を出すことが出来なかったときにも悪者探しが始まったりする場合があります。
コロナ禍だから。。。みたいにして状況を悪者にしたり、時間が足りなかったから。。。とかお金が足りなかったから。。。とそもそも分かっていたことを悪者にしてみたり、○○さんが悪いと人のせいにしてみたり、色んな悪者探しがあります。

しかしこんな事をいくらしても、全く何も解決されないし改善にも結び付く事なんて無いんです。
やってみて具合の悪いと思われる部分があったのなら改善してやってみたらいいだけの事なのです。そう、よく言われる「トライ&エラー」を繰り返せばいいだけの事なのです。

そんな事を思った大寒、「あ~寒いなぁ。。。」って思ったら、ファンヒーターが時間が経過して止まってました。(笑)

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。