新年あけましておめでとうございます。今年は皆様と共に着実な歩みを重ねてゆきたいと思います

皆様、新年あけましておめでとうございます。内藤正風です。

令和3年の幕が開きました。皆様におかれましては、ご家族とともに輝かしい新年をお迎えのことと思います。

今年は「辛丑(かのとうし)」

今年は「辛丑(かのとうし)」の年になります。
この「辛(かのと)」と言う言葉の持つ意味ですけれども、音読みをすると「しん」と読むことができます。
そのことから「新」と言う文字も「しん」と読むことができますので、
この「辛」と言う言葉の持つ意味としまして、「古いものがなくなり新しいものが生まれる」と言う意味のある言葉になります。

昨年、世界中を新型コロナウィルスが襲い、世の中の仕組みや価値観が大きく変わりました。
世の中のいろいろなシステムや考え方が、新しく生まれ変わったと言っても過言ではないと思います。
そういう中でこの「辛丑」と言う年を迎えたと言うことに、私は何か大きな意味があるのではないかなとも感じております。

今年は牛歩で着実に前へ進みます

そして今年は「丑年」と言うことで、丑(牛)は歩みは遅いかもしれませんが、一歩一歩着実に前に歩を進めていきます。
昨年、新型コロナウィルスで世の中が大きく変わってしまった中から、今年は1歩ずつ歩を着実に進めて前に向かって行く1年にしたいと思っております。

光風流は昨年創流60周年と言う節目を迎えました。
皆様のおかげをもちまして無事に1年間を過ごすことができましたこと、本当にありがたいと思っております。

そういう中でこの60と言う数字も、私はとても大きな意味があると思っています。
人間で60歳といいますと還暦になります。この還暦と言うのは干支の一巡をして、そこからまた一巡が新たに始まると言うことで、日本古来から伝わっている「生まれ変わりによる永続性」という考え方というものがこの60周年にはまさに当てはまると思っております。

そのような意味からも今年はまさに一巡を生み出す最初の1歩と言うことで、丑(牛)の歩のように一歩ずつ着実に前に進んでいきたいと思っております。

出来る事を見つけて行う1年にします

新型コロナウィルスで世の中が大きく変わりました。
そういう中で愚痴を言ったり、あるいは出来ない理由探しをすることは簡単かもしれません。
しかし私は、出来ることを探し、出来ることを行い、そして前を向いて一歩ずつ着実に歩みを進めていきたいと思っております。

出来ないことが沢山あると思います。
しかし出来ないことがあると言う事は、裏を返せば出来ることもそこにたとえ小さなことであっても必ずあるのではないかなと私は思っています。
今年も1年間皆様と共に歩みを進め、色々なことを考えて、そして出来ることから行動に移していく1年にしたいと思っております。

どうぞ今年1年が、皆様にとりまして輝かしいそして幸せに溢れた1年になりますように祈念をいたしまして、私の年頭のご挨拶とさせていただきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。