9月になりましたので、光風流カレンダーの今月の作品と作者を紹介します

こんにちは、内藤正風です。

毎日暑い日が続いていますが、今日から9月になりました。
9月は「長月(ながつき)」とも呼ばれるように、夜が段々と長くなってきます。つい先日まで19時30分くらいまで明るかったですが今では18時30分くらいには暗くなっていますので、まさに「長月」となってきています。

秋祭りは神様に収穫を感謝するものです

そんな9月は収穫の秋でもあります。

今年は秋のお祭りも”新コロ”の影響で中止や縮小しての開催になっているところが多いですが、日本における秋祭りは収穫祭として神に今年の収穫を感謝する意味合いになりますので、お米をはじめとして秋に収穫されるものを口にするときには感謝をしながらいただきたいと思います。

9月の光風流カレンダーも収穫をイメージした作品です

今日から月も改まり、9月の光風流カレンダーの作品は収穫をイメージした作品になっていますので、今月の光風流カレンダーの作品を紹介させて頂きます。

 

 

◇作者
龍田 美甫

◇花材
カボチャ(南瓜)2種類、サツマイモ(薩摩芋)、サトイモ(里芋)、イガグリ(毬栗)、シメジ(湿地茸)、ススキ(芒)、ホトトギス(杜鵑)

◇花器
箕(み)

◇花態
盛花 蔬菜盛

この作品を生けられた龍田美甫さんから、作品についての一言

9月は実りの秋という事で、サツマイモやクリなどの野菜を主材に用いて作品を生けあげました。

ご覧いただいたカレンダーの作品から豊作を連想していただく事が出来るように、チョット盛りすぎたかなというくらいのお野菜の量を用いて作品にいたしました。
今年の豊かな収穫を楽しみにしながら、お楽しみください。

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龍田美甫さんの生け込み風景です。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。