「いけばな」は、女性だけのものではありません。

こんばんは。
光風流家元 内藤正風です。

「いけばな」は女性のもって思われていませんか

「いけばな」をしていると言うと、多くの方に「女性に囲まれている」あるいは「女性の世界」っていう風に言われることが多いです。

たしかにお稽古にお越しになられている方は女性が多いですが、男性も実は結構おられるのです。

昨日【内藤正風流家元にお花と人生を教わる会】の第2回を開催し、今回は6人の皆さんに楽しんで頂いたのですが、そのうちの2名は男性です。

お一人はクリーニング屋さんを経営されている染抜きのスペシャリスト、尾上昇さん。
尾上昇さんのブログ

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もうお一人は、Web・印刷・マーケティングを駆使して、お店や会社の集客・販促を応援されている、金川豊さん。
金川豊さんのブログ

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お2人はブログ塾の同期で、それ以来何かにつけて刺激を受けたり一緒に行動したりしています。
そんな中で私のFacebookやブログ、あるいは日頃の会話の中で、「いけばな」って気軽に楽しむ事が出来るものだよっていう事や、「いけばな」が人生を豊かで楽しいものにしてくれるんだよっていう事など知ってくださり、「いけばなって面白そうやん!」って興味を持って今回参加してくださいました。

結果どうだったかというと、かなり楽しんでくださいました。っていうよりも、女性以上に興味津々&満喫してくださったと思います。

尾上さんは、私がお話させていただく事をスマホのメモ機能に書き込まれて居ましたし、ご自身のブログでも

めちゃ楽しい!『何をするかより、誰とするか』
家元をはじめ、型にとらわれずに仲間と気軽に出来る事、楽しい事コレが秘訣ですよね。

って言ってくださっています。

金川さんは、私のお話させて頂いている様子や皆さんが実際に生けられている様子を動画に撮影されていました。
編集してアップしてくださるそうですので、私自身その完成をむっちゃ楽しみにしています。

お2人共ご自分の作品を生けながらや完成後は、セルフィ!セルフィ!!

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かなりのご満悦の様子!

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私がいつもしている「お花と私」も、して下さっています!!

そもそも「いけばな」って、男性が中心に行っていたものなのです。

「いけばな」が女性中心に行われるようになったのは明治時代以降です。案外最近の事なんですよ。
明治以降に、女学校や地域の婦人会活動などを中心に行われるようになってから、広く女性の素養としての位置づけになり、戦後の結婚前にはいけばなを身につけて。。。という価値観に結びついていったので、いつの頃からか「いけばな」=「女性」というように考えられるようになったのです。

ちなみにそれまでは、武家や公家を中心にして歴史を重ね、いけばなが大きく飛躍的に発展した江戸時代以降も、いけばなの名手と呼ばれるような人はその大半が男性です。

私が皆さんに提唱させて頂いている「トイレのお花仲間」でも、男性がお花を生けて楽しんでくださっています。

岡山で薬局をされている藤巻浩二さん。
藤巻浩二さんのブログ

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愛知県豊川市でレーザー加工ショップをされている鈴木英一郎さん。
鈴木英一郎さんのブログ

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豊中市で美容院をされている藤川拓人さんとご次男くん。
藤川拓人さんのブログ

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みなさん、その様子をご自身のFacebookやブログで取り上げてくださっていますし、楽しみ方や楽しさをご紹介くださっています。

いけばなを楽しむ事に、男女の区別はありません

いけばなは難しく考えたり、型にこだわる事が一番大切なのではありません。

一輪一枝でいいのです。
自己満足でいいのです。
自由でいいのです。

お花がある事で、自分自身の気持ちが変わってきます。
お花がある事で、いつも見ている場所が違って見えてきます。
お花がある事で、いつもの場所にちょっと手を加えてみようかなって気になります。
お花がある事で、人との話のネタやきっかけになります。
お花がある事で、笑顔が生まれます。

あなたの幸せの入り口になるために「いけばな」はあるのです。
男性だから女性だからという考え自体がナンセンスですし、不要なのです。

気軽に一輪一枝を挿して楽しんでみませんか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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