本当は会場に足を運んでくださった方との宝物にしておきたいのですが、先月開催した「兵庫県いけばな展」で光風流が展示した作品を紹介します

こんにちは。内藤正風です。

今日はこれから、明日と明後日の両日開催する「兵庫県いけばな展(豊岡市会場)」の生け込みに、兵庫県豊岡市まで行ってきます。

秋の行楽シーズン真っ只中の一番良い季節ですので、よかったら”いけばな展”を理由にして、ドライブがてらにカニや出石そばを食べに、あるいは観光にお越しいただければ幸せです。

いけばな展の作品は心を込めて生けているので、ぜひ会場でご覧いただきたいと思っています

いけばな展で展示している作品は、上手下手は別にして一生懸命に考えたり準備したり作りあげたりしています。
これは私だけではなく、全ての華道家の皆さんが同じだと思います。
一生懸命に心を込めて生けた作品ですから、いうなれば自分の分身や子供と言っても差し支えないほどの思いが込められています。

そんな作品ですから、是非とも会場に足を運んでご覧いただきたいと私は常々思っています。
だってやっぱり生の迫力というか、生だからこそ伝わるモノや感じて頂けることがあると思うのです。

「また写真で見せてもらうので~」って言われると、”カチン。。”って音が鳴ります

そんな作品ですので、「またよかったら見に来てくださいね~」ってお声を掛けさせていただいたときに、「また写真で見せてもらいます~」なんて言われたら、ムッチャ悲しいのです。
。。。。。
スミマセン、嘘をつきました。
正直に言います。”カチン!!”ってきます。

なんなら「見てもらわなくて結構ですよ」って思います。
だって一生懸命に心を込めて生けて、毎日手直しをしている作品なんですから、やっぱり生で見て頂きたいじゃないですか。

それを「また写真で見せてね~」なんて軽~~く適当にあしらうように言われた日には、「絶対に見せてやらないよ!!」ってブラック内藤がむくむくと頭をもたげて思っちゃいます。(笑)

やっぱり欲に負けちゃいます

こんな風に書きましたが、そうは言ってもやっぱり沢山の人に見てもらいたし”いけばな”に興味を持ってもらいたいので、写真でみんなに見てもらったり紹介したりしてしまっています。

ええ、欲に綺麗~~~に負けています。
まだまだ欲深い凡人な私です。(汗)

なので先月に神戸大丸で開催した「兵庫県いけばな展」の光風流の展示作品4作を、このブログでご紹介させて頂きます。
なんなら、使った材料の名前や器などの紹介も加えてご覧いただきます。

前期 内藤貴風の展示作品

花材・・・ストレリチア、ツルウメモドキ、枯れ木(ぼく)、オオギク、ドラセナ、ナデシコ、リモニウム
花器・・・焼き竹中三管
敷板・・・組合せ花台

 

内藤貴風の生け込み風景

 

前期 藤本和甫の展示作品

花材・・・着色枯れ木(ぼく)、ストレリチア、アレカヤシ、オリエンタルリリー、オンシジューム、ピンクッション、アジサイ、オーニソガラム
花器・・・陶器製壺
敷板・・・組合せ花台

 

藤本和甫先生 生け込み風景

 

後期 内藤正風の展示作品

花材・・・ハナミズキ
花器・・・胡麻竹尺八二重
敷板・・・組合せ花台

 

後期 平川延風・竹内博甫・増田照甫の展示作品

花材・・・ナンテン、枯れ木(ぼく)2種、オリエンタルリリー、プラ板
花器・・・陶器製壺

 

平川延風先生 生け込み風景

 

竹内博甫先生 生け込み風景

 

増田照甫先生 生け込み風景

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。