"いけばな"のお稽古に、今や「スマホ」は必需品になりました
こんばんは。内藤正風です。
今日は神戸の教室のお稽古日だったのですが、生徒さんがお稽古されている様子を見ていて「あ~今やスマホはお稽古の必需品になったなぁ~」って感じました。
携帯やスマホの普及って、震災と無関係ではないような気がしています
今お稽古にお越しになられている皆さんは、老いも若きも女性も男性も、ほぼ全ての方がスマホをお使いになられています。(中にごく少数のガラケーの方もおられます。)
この状況って10年前には考えられなかった状況です。
ってか、阪神淡路大震災の起きた24年前には携帯を持たれている方もまだまだ少ない時代でした。
阪神間では、震災後に一気に携帯が普及したように思います。だって震災後にはヤクルトおばちゃんまでもが携帯で通話しながら歩いていましたから。(笑)
そして2007年にアイフォンが発売されスマホが世に広まっていきましたが、一気に普及したのは2011年の東日本大震災の後からくらいだったような気がしています。
こんな風に振り返って考えると、日本における携帯やスマホの普及って、震災と無関係ではないように思うのは私の思い過ごしでしょうか。
記録はノートだけの時代ではなくなった
携帯やスマホが普及すると、お稽古の記録を残すのはノートだけではなくなってきました。
まず何よりもカメラがすぐ手元にあり、気軽に撮影をして残しておくことができるというのは本当に便利です。
お稽古をしながら途中経過を全て撮影して残しておくこともできますし、前からだけではなく前後左右そして上からも撮影されています。
なんなら動画で撮影されておられる方も中にはおられて、それぞれ自分にとって一番わかりやすい方法をとられています。
スマホが普及したからと言ってノートがなくなることはない
こんな風に言っていると、もう写真や動画だけで記録は良いのでは??と勘違いされる方もおられるかもしれませんが、ノートは絶対に必要だと私は思っています。
写真や動画はそこにあるものを記録として残しておく道具としては役に立ちます。しかしお稽古のポイントのように必要な部分だけを取り上げて残すことや、図解してわかりやすくするようなことは写真や動画ではできません。
なので私は、写真や動画と共にノートも絶対に必要だと思っているのです。
ただし、このノートがデジタル化する可能性はありますよ。紙のノートからスマホやタブレットなどで文字や絵を書き残しておくようになる日も近いかもしれませんね。
便利なものは役立てなければもったいない
新しいものはよくわかんないから。。。って言って、避けて通るのも1つの選択肢だと思います。
しかし折角ある便利な道具は使って役立てないともったいないと思うのです。
より分かりやすくなるとか、いままでよりも時間が短縮されるとか、いろんなメリットがあるのですから。
そんなことを思った今日の教室でした。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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