すわっ、声でなくなった~!!! で、改めて感じた人の話を「聞く」と言うことと「喋る」という事の大切さ

こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

声が出なくなったことありますか?

突然ですが、昨日の夕刻から声が出なくなりました。
歌いすぎじゃありません!
飲みすぎでもありません!!
喋りすぎでもありません!!!

昨日友達と一緒に京都に行っていたのですが、京都で悪いものに憑りつかれたのか(笑)、あるいは私の中にある悪いものが浄化されたのか(笑)、どちらの影響なのかは知りませんが昨日の夕方から突然声が出なくなったのです。


の時は声出てたのになぁ。。。(笑)

 

2~3日前から、夜寝て起きたらなんとなく喉が痰が絡んでいるなぁって感じはありましたが、声も普通ですし別に痛くもなんともないので「まあ治るだろう。。」って思っていたのですが、急に声が出なくなりました。

声が出なくなって初めて気付く事

声が出なくなると、当然ですが喋る事が出来ません。
一生懸命声を出そうとするのですが、かすれた音しか出ません。
かすれた音っていうか、息遣いだけが出ている感じです。
ええ、残念です!

そんな中で気付いたことが有ります。
それは。。。。。


声が出なくなって喋れなくなると、人の話をいつも以上に聞くようになるって言うこと!!!

こうなると喋る事が出来ないので、当然と言うか、相手の話をよく聞くようになります。
だってそれしかできることないんですもん(笑)(笑)
昨日の食事の時間や二次会の席、今日開催した私ども光風流の役員会など皆さんの話をひたすら聞きました。

そうして人の話をひたすら聞いていると、新たな発見がイッパイありました!
そんな中で一番の発見は「もっともっとみんなに話してもらわないといけない」って事です。

人の話をよく聞いている。は、実はよく聞いているつもりになっているだけ。

私は自分では皆さんのお話を聞いて、そのお話の結論を聞いたら自分が喋る様にしているつもりでした。
ええ、完全につもりだったのがわかりました。。。
(笑)
実はもっともっと喋って頂くと、その先に軌道修正がされたり、新しい結論が導き出されたりして、とても良い話になって行くと言うことを痛感いたしました。

今日は私ども光風流の役員会で、私は声が出ないのでただひたすら聞き役になっていました。
そんな中で出てきた議案のひとつが、流派の根幹にかかわる議案でした。
普段でしたら絶対に話をしたくなると言うか、絶対に色んな事を役員の皆さんにお願いしてしまうパターンだったのですが、今日は声が出ないのでとにかく静観していました。
すると色々な話が出てくる中で、自ら問題点をとりあげ、その問題点への取り組みや次に向けての具体例が提案され、結論付けて行かれたのです。

素晴らしいです!!!
わたし本当にイラン子です!

私が色んな事を喋るから、やらされている感を皆さんに、きっと感じさせてしまっているんだろうなぁって強く感じました。

聞くと言うことの大切さ。喋ると言うことの難しさ。

いやぁ、いい勉強と言うか、自戒をする機会になりました。

のど元過ぎれば・・・ではなく、これから先の「聞く」という姿勢や、「喋る」事について色々と考えたいと思います。

たまーに声が出ないと言うことも良い発見が有りますね。
いやもう声が出なくなる経験は不要ですよ(笑)

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。