自分の体験した事を相手に伝えようとするから、そこに言霊が宿り、伝わる言葉になるのです

こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

今日は午前中、流派の役員会を行い、午後からは光風流の各地域にある支部のいけばな指導にあたって頂く講師の先生方対象の研究会を行いました。
その中で光風流の先生方とお話ししながら思ったことがあります。

それは、「言霊って存在する」ってことです。

言霊とは何か

「言霊」って聞かれて何を思われますか?

お葬式とかを連想された方。。。「霊」って文字しかつながっていないです(笑)
ゲゲゲの鬼太郎に出てきそうな、おどろおどろしい妖怪を連想された方。。。暗いところで鏡に映った自分の姿で驚いておいてください(笑)
スタジオジブリの映画に出てきたこのキャラクター?

%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89

はい、アニメの見すぎです(笑)

「言霊」とは、wikipedia先生によると以下の通りに書かれています。

言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。言魂とも書く。清音の言霊(ことたま)は、森羅万象がそれによって成り立っているとされる五十音のコトタマの法則のこと。
声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良い事が起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。

一部抜粋

ムッチャざっくりと簡単に言うならば ”言葉に宿る力” って事なんだと思います。

有名なのは、保存している食べ物に汚い言葉(アホか―!!とか、死ね!!!みたいな負の言葉)を毎日聞かせると早く傷んでしまい、良い言葉(綺麗だね!とか、もっと美味しくなってね!!のように褒めるような言葉)や綺麗な音楽を聞かせると長持ちするというお話がありますよね。

よく言葉って「目に見えないし消えてなくなっちゃう」って言います。
確かに契約とかの時には、文字にして記録に残すって言うことは大切でしょうが、今このBlogで言っている言葉の力と言う事でいうと、消えてなくなる言葉だからこそ大きな力が宿っているのだと思います。

そう言うことを考えると、日頃の中で二つの事に意識を持つ必要があるんだなあと改めて感じました。

その二つとは、「良いところを褒める」と言う事と「自分の実体験に基づく事を話す」と言う事です。

言霊を効果的に引き出すキーワード その1
「良いところを褒める」

先に書いたように、負の言葉ばかりを並べたのでは、その負の波動が相手に伝わっていっちゃいます。
食べ物だけではなく人間も腐っちゃいますよね。。。

なので良いところを見つけて必ず褒めてあげると言う事が、とても大切なのだと思います。
人間褒められて悪い気はしません。
チョットか一杯かは別にして嬉しいです。
ってことは、何か注意させて頂かないといけないポイントがあっても、褒められてから注意というかアドバイスがあると耳に入ってきやすいですよね。
そしてもっと言うならば、ココがダメだよ。。。と言う表現ではなく、ここを直せばもっと良くなりますよ!!と言う表現の方が負の言葉が無いのでもっともっと良いと思います。

ちなみにただ漠然と褒められ続けていると、人間は調子に乗っちゃうし天狗になっちゃったりしますので、そんな時にはシメてあげる事も時には必要になるでしょうね(笑)(笑)(笑)

言霊を効果的に引き出すキーワード その2
「自分の実体験に基づく事を話す」

どんなに綺麗な言葉を並べていても、その人の実体験に基づいていない言葉には、信頼も重みも何もないですよね。
そんな言葉をいくら並べても「言霊」の力を発揮できるはずがないです。
なので私は成功体験であれ失敗体験であれ、自分が実際に体験したことしか皆さんにはお話ししません。

私は本来人前でお話をする事が苦手です。
勉強が足りないので素晴らしい単語も出てきません。
たぶん中学生レベル程度です(汗)
田中角栄さんのように人を引き込む話術もありません。
小説家のように言葉を操って美しい文章を作ることも出来ません。
とにかく自分の言いたいことが間違って伝わらないようにするだけで精一杯です(苦笑)

なのでせめて自分がお話しさせていただく時には、自分の体験したことや自分の考えに基づくお話しをさせて頂きたいと思うのです。
それしか私には出来る事がありませんから。

魂からの波動が音になったのが言葉であり、そこに言霊が宿るのです

けれどそんな中で一つだけ私は自信を持って皆さんに言えることがあります。
私は上手はよう言いませんが、相手の方に私の実体験や思いや気持ちを通じてお話をさせて頂いています。
なので、いままでにそれなりに私の思いは皆さんに理解して頂けたり、伝わったりしています。

魂からの波動が音として現れたのが言葉であり、だからこそそこに「言霊」が宿るのだと思います。

そんな事を思った2016秋。
ではこれからお出掛けしてきます。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください