質問に質問でお返事したりそれを繰り返す事が、いかに不建設的で無意味かという事について考えてみました

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日は私がちょっと気になっていると言うか、なんかモヤモヤしていることについて、自分なりに整理したいなぁと思い、ブログにしてみました。ちなみに何にモヤモヤしているのかというかと言いますと、質問に質問に返すという事です。

たびたび質問に質問でお返事が来ると、話が進まなくなります

日々の会話の中で、こちらが質問を投げかけたときに、質問で返してこられる方っておられますよね。それって一見すると、「ちゃんと考えてくれているのかな?」とか「会話を広げようとしてくれているのかな?」と思いますが、実際にはこの行為、ほとんどの場合、無意味であり不建設的なことが多いなぁと私は思うのです。

特に、意図的に質問を質問で返す人に出くわしたときには、話が進まないどころか、余計なストレスを感じることさえあります。ということで今回は、なぜ「質問に質問で返す」ことが良くないのかという事について、私なりに考えてみたいと思います。

責任を持ちたくないのかな。。。と誤解されてしまう

例えば、職場でのやり取りを想像してみてください。部下が上司に「この案件の進め方について、どうすればいいですか?」と聞いたとします。それに対して上司が「君はどう思う?」と返した場合、これが一度や二度ならば、部下に考えさせるための良い問いかけかもしれません。しかし、毎回のようにこう返されてしまうと、部下としては「いや、だから聞いてるんですけど…」となりますよね。

明確な方向性を示さずに「君はどう思う?」を繰り返していたら、それは単なる責任逃れです。結局、部下は悩んだ末に自己判断するしかなく、もし失敗したら「なぜ相談しなかったのか?」と言われてしまう。。。こんな状況、みなさんの周りでも見かけたことありませんでしょうか?

こういう上司の下では、部下が育つどころか、組織全体の効率が落ちてしまうようになってしまいます。

いやいや、だから聞いているんだけど。。。ってなってしまう

次に、日常の会話でも同じことが言えると思うのです。例えば友達に「今度の週末、一緒にどこか出かけない?」と誘ったとします。それに対して「どこ行きたい?」と質問で返されると、「いやいや、だから聞いてるんだけど…」ってなりますよね。

もちろん、相手の希望を聞くこと自体は悪いことではありません。でも、毎回そう返されると「この人、いつも人任せだな」と思われてしまいます。こういうとき、「海と山ならどっちがいい?」とか「最近〇〇が気になってるんだけど、どう?」みたいに、自分の意見を少し添えて返すだけで、会話はずっとスムーズになります。

要するに、質問で返すのではなく、相手の意図を汲み取りながら前に進めることが大事なんだと思います。

より良いコミュニケーションの大切さ

「質問に質問で返す」というのは、一瞬のやり取りとしては成立しているように見えて、実は相手にとってはモヤモヤが残ることが多いものです。ビジネスの場面では、スピーディーな意思決定が求められますし、日常の会話でも、相手に気持ちよく話してもらうためには、ちゃんと自分の意見を持って返すことが大切です。

ただ質問を返すのではなく、相手の気持ちや状況を考えて、より良いコミュニケーションを心がけたいと自戒を込めて今日のブログの〆にしたいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。