人生を楽しむための節目に、「ハレ」の場であるいけばな展にお出掛けして、非日常感を自分で演出して楽しんでみませんか
こんにちは、内藤正風です。
秋はいけばな展のシーズンになります。これまでコロナコロナで中止や延期ばかりだったいけばな展も、今秋は各地で開催されています。
我々にとって発表の場がないというのは、目標を失って航海している船のようなもので、航海自体が面白くなくなってしまうのです。
いけばなは日常の中で歴史を積み重ねてきたのです
いけばなと聞くと「特別なモノ」と考えられる方が少なくありません。
確かに冠婚葬祭にお花を生けて飾るという事はつきものです。そして特別な機会になればなるほどその傾向は強まります。
しかしなぜ冠婚葬祭や特別な機会にお花を飾るのかというと、日本人の基本的な考え方の根本にそういう考え方があるからに他ならないのです。
すなわち「お花を飾るといいよね」という考え方です。
日本には「ハレ」と「ケ」という考え方があります。「ハレ」というのは”ハレの日”とか”ハレ着”という特別な機会という事です。そしてそれに対して日常の事を「ケ」といいます。
もうお分かりいただけるのではないでしょうか。「ケ」すなわち日常があるから「ハレ」が存在するという事がこれでお分かりいただく事が出来ると思います。
いけばなやお花を飾るというのは、特別なものではありません
服には普段着から正装までありますよね。
普段はGパンにTシャツとかいうような動きやすいような服を選んだり、気を使わないような服を着たりします。しかし、ココゾ!!というような冠婚葬祭のようなときには正装をしますよね。
お料理も同じです。
お家で毎日正式なフランス料理や懐石料理を食べますか?中にはそういう方もおられるかもしれませんが、たぶん大半の方は家庭料理だと思うのです。
お花も同じです。
お花を生けるって特別な事ではなく、日常にお花を楽しむ心があるからこそハレの日を彩るお花があるのです。
いけばな展は「ハレ」の場ですから、折角の機会を楽しまないと勿体ない
いけばな展で展示するお花は、いうなればフォーマルなお花です。「ハレ」だし「特別」な機会であり存在になります。
ファッションショーを見に行っているのに、いつものTシャツとGパンを見せられても、残念ですよね。一流のフランス料理店にフルコースを食べに行っているのに日常の家庭料理を出されたらガッカリしますよね。
だからこそいけばな展に展示するお花は、日常生活では目にすることの無いような華やかな作品であったり、特別な技術が無いと生けることが出来ないようなお花であったり、到底お家では飾ることが出来ないような大きな作品が飾られていたりするのです。
そんな折角「ハレ」であるいけばな展を折角見に行くのですから、オシャレをしてお出掛けしたり、日頃食べないような美味しいものを食べに行ったりしてみては如何でしょう。
だってファッションショー見に行ったり、一流のフランス料理店に行くときには。ちょっとお洒落したくなりませんか。
「ハレ」は時々しかないからこそ価値があるのです。だからこそ「ハレ」を満喫しないと勿体ないです。
普段は肩ひじはらずに生活を楽しむ。そして時々、普段と違う自分を楽しむ。
カジュアルなお花の楽しみ方も、フォーマルなお花の楽しみ方も、両方満喫しないと勿体ないです。だってそのすべてが「いけばな」なんですから。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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