本質をシッカリと考えずに上辺ばかりを見たりいじったりしていると、妙なことになっちゃうんじゃないのかなぁと思った成年年齢18歳について
こんばんは、内藤正風です。
最近私は何か問題や課題が生まれたときには、その問題や課題の根本すなわち本質は何だろうという風に考えるようにしています。
なぜそんな風に意識しているのかというと、課題や問題として目に見えている部分というのは実は別の原因によって起こった現象であって、そこを注視したり注力しても何の解決にも結び付かない場合がほとんどだからです。
例えば、植物が生えていて木々の枝葉がゆらゆらと動いている場合、その原因は木々には全くなく、風であったり通り過ぎる車に原因があるのと同じことなのです。
今年の4月から成年年齢が18歳になります
日本は元々成人の年齢って決まっていませんでした。元服すれば大人とされていたのです。なので例えば伊達政宗は11歳で元服し、結婚は13歳でし、15歳で初陣をしています。当時は数え年だったとはいえ今に置き換えれば、小学生の間に成人して、中学生で結婚と初陣をしているのです。凄いですよね。
そんな日本に成年の年齢について統一された決まりが出来たのは明治時代で、それ以降20歳という風に定められていました。
この成年年齢が、今年の4月1日から改正になって20歳から18歳となります。
成年になると何が変わるのか
成年になると何が変わるのかというと、全ての行動が親の庇護の下ではなく自己の責任によるものになるという事です。
とはいえ、私達と全く同じかというとちょっと違うんですよね。
飲酒や喫煙、競馬などの公営ギャンブルは20歳になるまでできませんし、養子を迎える事も20歳までできません。
ちなみにこの事について政府の広報などを見てみると、健康面への影響や非行防止、青少年保護等の観点から現状維持となっているという風に書いてありました。
18歳から20歳までの間は、責任は持たせるけれど制限も持たせるよってことですね。
成年って何なんでしょう
この成年の年齢を何歳にするのかという事について、私は特に異論はありません。だって決まったものがその国のルールであり、それ以上でもそれ以下でもないのですから。
しかしこの18歳から成年にすると決めておきながら、その一方で一部は認めないっていうのは、もの凄く矛盾や理不尽や違和感を私は感じるのです。
ちなみに「成年」とはウイキペディア先生によると。。。
成年(せいねん)または成人年齢(せいじんねんれい)は、法的には、単独で法律行為が行えるようになる年齢のこと。
一般社会においては、身体的、精神的に十分に成熟している年齢の人間を指すことが多い。
となっています。
単独で法律行為が行えるようになるという事は、自分で考えて責任ある行動が出来るようになるという事ですし、身体的精神的に成熟している人間であるのが成人という事ですよね。
都合の良い使い分けにしか感じられないのです
なのに健康面への影響や非行防止、青少年保護等の観点からって、なんでそこは子ども扱いなんでしょう。
非行って大人にも使う言葉なんでしたっけ。お父さんが非行に走った~!って。確かに不良中年や暴走老人はいますけど。(大笑)
その上、青少年保護って、 青少年保護育成条例などでは一般的に18歳未満の未婚の男女をさしている場合が多い言葉なのに。。。
なんか世の大人が、自分たちの都合のいい様に使い分けているようにしか私は感じられないのです。
18才ならば身体の成長も成人だと思ったんですよね。なのに18才と19歳は身体の成長が未達なので成人だけどタバコと酒は健康面から考えたらあかんよ。。って成人が成人に言うってなんかおかしな感じじゃありません。。。(笑)。未達な部分があるならそもそも成人認定しちゃだめだと思うのです。
成人だというならキチっと大人扱いしないとおかしいと思うのです。それが一部でも具合悪い部分があるという事ならば、それは成人として扱う事が尚早であるってことだと思うんですよね。
ってことで本日はおっさんのグダグダ話でした。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。