勤労感謝の日に思う、日本人として大切にしなければならない事と八百万信仰について

こんにちは、内藤正風です。

今日は勤労感謝の日ですね。ウイキペディア先生によると、

勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年法律第178号)第2条によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨としている。同法により制定された。

とありますが、何かよくわからない祝日だなぁと昔から思っていましたが、今もなんかよくわからないままなのは私だけでしょうか。(笑)

無理に名称を変えようとするから変になっているのでは。。

この勤労感謝の日は、元々は「新嘗祭(にいなめさい)」という日だったのはご存じの方も多いと思います。

新嘗祭とはウイキペディア先生によると

日本では古くから、天皇が新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、自らも食する「新嘗祭」(にいなめさい)という祭事が行われてきた。

と書かれており、要するに収穫祭なんですよね。

日本はこれまでの国の歴史の大半を、農耕を中心とした国づくりで歩んできました。特にその中心はお米で、武士の給料などもお米の石数で支払いがされていたりしてきました。
そんな国だからこそ、収穫を神に感謝する機会として新嘗祭が起こなわれ、また私達民間人もこの日を大切にしてきたのです。

なのに大東亜戦争(第2次大戦)後に、なんか意味の良くわからない意味と名称の祝日になっちゃったんです。

民族として大切にし、伝えてゆかなければならない事

日本人にはこれまで積み重ねてきた国の歴史(皇紀2681年)があるのです。そしてその歴史の中で日本人として大切にしなければならないものが先祖から子孫に受け継がれてきて、そういう中の1つに祝祭日もあると私は思うのです。
何でもいいから今風に変えるのではなく、一番根本にある大切なものをシッカリと受け継ぎ伝えてゆくことが出来るようにすることこそが大切だと思います。

日本人は狩猟民族ではなく農耕民族なのです。そして狩猟民族や農耕民族のどちらか一方が偉いとか正しいとかという事ではなく、私たちはこれまで行われ積み重ねてこられた農耕民族としての伝承や伝統を大切にすることが、日本人らしさと素晴らしさを受け継いでゆく方法だとも思うのです。

今日は八百万の神々に感謝をしましょう

では、という事で、今日は今年の収穫に感謝してお祝いをしに行ってきます。えっ、飲み会ではありませんよ。お正月と同じように神々と同化する神事です。

収穫に感謝し日本人に生まれてよかったの感謝をし、先祖や八百万の神々に感謝をしてきます。

いや~~ほんと、日本って素敵な国だと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。