『光風流の皆さん限定』緊急事態宣言下ならびに光風流いけばな展シフトにおける本部いけばな教室の開催について

こんにちは、内藤正風です。
昨日で緊急事態宣言が解除され、今日からはまん延防止の中での教室開催となりました。

緊急事態宣言は解除されましたが、私どもの教室は光風流いけばな展までは、展覧会の作品作りにお越しになられる方が沢山ありますので、自由にお越しくださいという事にすると「密」な状態が生まれてしまう可能性がありますので、引き続きコロナ感染防止のために、完全予約制 + 極少人数制にてお稽古をさせていただいています。
皆さんにはご迷惑をおかけしており申し訳なく思っておりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

緊急事態宣言が明けて最初のお稽古で、安全安心な教室運営をするために必要な課題が見つかりました

なぜこのような完全予約制 + 極少人数制という方法を緊急事態宣言が解除されても継続するのかという事につきましては、私の昨日のブログで書かせていただいていますので、そちら ↓ ↓ ↓ をお読みください。
明日から緊急事態宣言が解除になるのにあわせて、本部いけばな教室は「光風流いけばな展シフト」で教室を開催します

ま、一言でいうならば、皆さんお1人お1人の安心安全と光風流の仲間の安心安全のためにこのようにするという事です。

そんな緊急事態宣言が解除されて初めてのお稽古になった今日、教室を開催して何点か課題が見つかりました。
緊急事態宣言が解除されたら人々の心のありようが変化するので、何かはあるだろうと思っていましたが、やっぱりありました。
周知について。理解を得ることの難しさ。そしてシステムエラーなど実際にやってみることで気づきが沢山ありましたので、早速に改善してゆきたいと思います。
お任せください!!トライ & エラーは私の得意とするところです。
(笑)

なぜ「予約制+極少数制」を行なっているのか、まだまだ伝わっていませんでした

「なぜそんな難しいこと言わないといけないのか、私は楽しくお稽古をしたいのに」というご意見をいただきました。
確かに楽しくお稽古をしていただくことはとても大切です。しかし現状において楽しいお稽古には「安心安全」が備わっていなければならないと私は考えています。

自分の安全を守るという事とともに、仲間を危険にさらさないという事も絶対に忘れてはいけないと思うのです。
自分の楽しさを優先するために仲間をリスクにさらすという行為は、利己主義でしかありません。
自分はコロナのワクチンを2度摂取して抗体が出来ているから大丈夫っていうのも、まだワクチンの接種が出来ていない方をリスクにさらす行為であり、利己主義にほかなりません。

自分の「楽しい」を優先する利己主義な行動の先には、本当の楽しいは無いと私は考えており、したがって完全予約制+極少人数制という方法を行なっているのです。

予約いただいているお時間をお守り頂くことができなかった場合の対象者を、役員の先生に限定するのはダメだという事がわかりました

これまで何年間も「教室でお稽古される際には時間を守ってくださいね~と」お願いしてきていますが、中にご理解していただくことが出来ない方がおられます。
まあ通常の中でのお稽古ならば、「この人は時間にルーズな方だから仕方がないなぁ。。。」で私の中で終わらせておくことも可能です。
しかし今は、1人でもそういう方がおられると多くの方のコロナ感染リスクを高めてしまうようになりますので、予約時間を守っていただくという事は基本になります。

なので皆さんのお手本としていただくために、「本部役員と支部三役の先生方が時間をお守りいただくことが出来なかった場合には、本部に5,000円ご寄付して頂くようにします」と制定させていただいていたのですが、「私は本部役員でも支部の三役でもないから、時間守らなくても大丈夫。。。」と仰られる方がおられました。
残念です。。。

したがって今のままでは、教室にお越しになられる皆さんの安心安全を維持することが出来ない可能性がありますので、次回6月24日(木)の本部いけばな教室からは、時間をお守りいただくことが出来なかった場合の規定を役員の先生限定ではなく”全員に適用”させていただくことといたします。

密にならないなら自己判断で行動すれば良いと思われている方もおられました

朝1番の時間帯やお昼から1番の時間帯ならば、その前に誰もお稽古におられないんだから少々早く教室に入っても密にならないとか、1番最後の時間帯ならばそのあと誰も来られないから少々遅くなっても密にならないという風に考えられる方もあります。

確かに密ということで考えるとその通りです。
しかし予約時間を守るという事で考えると、その時間だけそういう行動を認めさせていただくのは、他の時間帯の方と不公平になります。

大半の方がお時間を守って行動してくださっている中で、1部の時間帯だけ守らなくてもよいというのは不公平になりますので、全ての時間帯におきましてご予約のお時間をお守りくださいますようにお願いをいたします。

ルールには、規律とケジメが不可欠です

お時間を守っていただくために、たとえ1秒といえども守っていただかなければ困ります。というお話をさせて頂きました。
というと、「1秒なんて厳しいことを言わなくてもエエヤン」っていうお気持ちもわかります。たった1秒。一呼吸する間より短い時間です。

では1秒が許容範囲だとしたら、5秒はいかがでしょう。まぁまぁ5秒ならいいんじゃない。。ってなりますよね。
げは5秒が良いのなら10秒は。。10秒が良いなら30秒は?。30秒が良いなら1分は?
1分が良いなら5分もいいんじゃない?なら10分もいいやんか。。。。になってしまうのです。

完全予約制は、時間を守っていただくことが出来なければ成立しないです。そして極少人数制も時間を守っていただくことが出来なければ成立しないのです。
そして守ることが出来なかったお時間は、想定以上の人数になってしまい密な状態が生まれてしまうか、あるいは後から来られた方が教室に入らずに待っておかなければならないという事になってしまうのです。

自分さえよければよいという事ではなく、周り仲間のために規律とケジメを大切にしていただきたいと思います。

これまでに何年間も「教室の時間を守ってください」と申し上げてきていますが、守っていただくことが出来ていない現実があります

予約制におけるお稽古の時間を守ることが出来なかったら5000円を寄付だなんて、そんなことやりすぎじゃないのか。というご意見もあると思います。
ええ、私もそう思います。

ではなぜそんな事を行なっているのかというと、これまで何年間も(1年や2年ではないです。5年6年の単位です。)「教室の時間をお守りください」というお願いを何度もさせて頂いているのですが、いまだにお守りいただくことが出来ていないという実情があるからです。

本部いけばな教室は朝9時から開催していますが、8時30分くらいに教室に来られる方もおられます。なんなら8時過ぎに教室に来られた方もあります。
午前中は12時までとし午後は13時からとさせていただいていますが、午前の方が12時30分までおられて、午後からの方が12時30分にお越しになられたら、私はお昼ごはん抜きが確定します。
夜は21時までとさせていただいていますが、20時30分くらいから教室に来られる方もあります。いやお越しいただくのはいいんですよ、21時までにお稽古を終えて頂ければ。。。しかしそういう方に限って21時までにお稽古が終了することはありません。

これらは珍しいことではありません。日常茶飯事なのです。
なので「完全予約制+極少人数制」を取り入れている中で、先に書いたようなことになってしまったのでは、お稽古にお越しくださっている皆さん方の安全と安心を維持することが出来ませんので、こんなおバカなことを言わないといけないのです。

ハッキリ言います。
こんなことまでしないと時間を守るという事すらできないという現状がとても情けないと私は思っています。

この教室は私が主宰する教室です

緊急事態宣言が解除されたんやから、そんな厳しくしなくていいやんか。というご意見もあります。
確かにその通りです。
しかし光風流いけばな展を目前に控えて、密な状態になるのが火を見るよりも明らかな中で、自由にどうぞお越しくださいとは私は申し上げることはできません。

本部いけばな教室の主宰は私です。
なので私が思う、お稽古にお越しくださる皆さんの安全安心を守ることが出来る教室運営を行なわさせていただきます。

昨日のブログでも書きましたように、コロナは私たちのとても身近なところまで来ていると私は考えています。なので厳しすぎると思われる方もあるでしょうが、これ以上に良い方法を現状で実践することが出来ませんので、このようにさせて頂きます。

6月24日からご理解とご協力のほど、どうぞ宜しくお願いいたします

次回6月24日(木)の本部いけばな教室から、以下の通りとさせていただきます。

◆6月24日(木)から7月8日(木)までの本部いけばな教室は、展覧会のお稽古で密になることが予想されますので、光風流いけばな展シフトとして緊急事態宣言下の教室と同様に「完全予約制+極少人数制」にて開催をいたします。
※7月12日(月)以降の本部いけばな教室は通常の開催といたしますが、今後また緊急事態宣言が発令されました場合には「完全予約制+極少人数制」にて開催をいたします。

◆予約いただきましたお時間は、始まりの時間以降に搬入を行なっていただき終わりの時間までに搬出を完了してくださいますようにお願いいたします。

◆ご予約は先着順とさせていただいております。つきましては公正公平の為に皆さんが見ておられる前でご予約を受け付けることが出来る様に「光風流を学ぶ皆さん」のLINEグループにてお願いいたします。

◆予約の現状は「光風流を学ぶ皆さん」のLINEグループにてご確認して頂くことが出来る様にしていますが、予約が空いているからと言って急遽お稽古にお越しいただくのはお控えください。
同じ考えで複数の方が急にお越しになられてしまうと、少人数の維持が出来なくなりますのでご理解ください。

◆お互いの安心安全を担保するためには以上のことをしっかりとお守りいただくことが大切ですので、その行動を推進するために、以下の制度を設けます。
お守りいただくことが出来なかった場合には1回5,000円を本部に寄付として納入して頂くことといたします。
(私は1円も受け取りません。寄付は本部の口座にお振込みいただきますので振込手数料は各自でご負担ください。本件は寄付として取り扱いますので、通常のご寄付と同様に事始めにおいて寄付表彰させていただきます。)

◆本日6月21日(月)のお稽古で時間をお守りいただくことが出来なかった方が複数名おられますが、本日は私の周知不足という原因もありますし、あわせてシステムの不備もございますので、この制度の適用は致しません。

以上改めまして、どうぞよろしくお願いいたします。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。