心の矢印が自分に向いているか相手に向いているかで、同じ事をしても全く行動が変わってくるので注意が必要です
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こんにちは、内藤正風です。
今週末に開催する「展覧会形式の勉強会」に向けての教室の開催も全て完了したので、この事業の中で今予定している新しい取り組みの他にも試すことが出来る新しい打ち手はないか妄想しています。
ええ、筋金入りの ”妄想族” です。(笑)
すごく良いことをしても「心の矢印の向き」次第で喜ばれないこともあります
先日ある機会に「あっこの方、心の矢印が自分に向いてしまっていて残念だなぁ。。」って思うことがありました。
その方は良いことをしてくださっているのに、心の矢印が自分に向いている事によって行なった言動が反感をかっちゃうので、残念だなぁって思ったのです。
心の矢印って相手に向いていると”労り”や”優しさ”になりますが、自分に向いているといわゆる”自己中”につながってしまいます。なので心の矢印が自分に向いていると、周りの人に理解されにくかったり悪くすれば反感をかってしまう原因になってしまうのです。
要するに全く同じことをしているのに、感謝されるのと反感を持たれてしまうの違いになるのです。
自分の都合だけで思考する癖を改めてみましょう
人は自分の思考が、行動や言葉の大元になっているのは言うまでもありません。なので思考の最初は広い意味での”自己中”から始まっているといっても過言ではないでしょう。その段階はそれでよいと私は思います。
しかしそれで終わるのではなく「こうしよう」と考えたらそれとともに、相手はこれで困らないかな?と意識するようにすると、心の矢印を相手に向けることが出来る様になってゆくと思います。
心の矢印の向き次第で締め切りも変わってくる
たとえばグループ内で連絡事項があるとします。そしてその連絡をLINEで、自分の手が空く深夜に送ります。
ここまでは全く問題ないと思います。
そして「ご覧いただいて明日の朝までにお返事ください」という一文を付けると、送られた相手にとっては「えっ。。」ってなっちゃうと思うのです。
まず、大多数の方は夜は寝ておられます。そして朝ってご家族を送りだしたりご自分が出社したりで忙しい時間帯でもあると思うのです。
車で移動している方はLINEの確認はできません。電車移動の方は見ることが出来るかもしれませんが、もしかしたら電車の中で会社のメールチェックやその日の各部署への指示などルーティーンワークをこなさないといけない時間なのかもしれません。
なのに深夜のLINEについて朝までに返事を求めるというのは、かなり無理を強いていることだと思います。
では「お昼までにお返事ください」でよいのかというと、私は良くないと思います。
会社にいてスマホを見ることが出来ない方もあるでしょうし、スマホを見ることが出来ても返信を書くことが出来ない方もあると思います。
自分は深夜まで起きている。自分は朝早く起きる。自分はお昼間は手が空けられる。これらすべては心の矢印が自分に向いてしまっている結果なのです。
なので相手に心の矢印を向けると、「皆さん朝は忙しいしお昼間は会社でお返事しにくい方もあるだろうから、夜にお返事もらえるようにしよう」という判断をすることが出来る様になると思います。
相手を仲の良い友達や家族に置き換えて考えてみるとよい
自分がしようとしている行為を、事務的に、あるいは1つの作業としてとらえると、心の矢印は自分に向いてしまうでしょう。
しかし連絡したり頼んだりする相手が自分の親友や家族だと思って考えると、心の矢印は相手に向くようになると思います。
こんな時間に連絡して大丈夫かな?返事してもらうまでの期間が短すぎないかな?相手は今何をしているかな?って。
心の矢印を相手に向けるのはとても簡単です。
親友や家族を連想して考えたり、親友や家族にしているのと同じことを行なえばいいだけなのです。
それだけでみんなが笑顔になれるのですから、心の矢印って大切だな~と改めて自戒する機会になりました。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。