今日から土用ですね。土用は夏だけのものではないですし、土用の丑の日に食べるのは鰻じゃなくても良いんですよ

こんにちは、内藤正風です。

今日から土用ですね。
「えっ?夏じゃないのに土用???」って思われた方もあるかもしれませんね。ええ、土用が今日から始まります。

土用は夏だけのモノではない

土用って聞くと「土用の丑の日」って頭に思い浮かぶと思います。
夏の暑い盛りの時にバテないようにウナギを食べて精を付けよう!!ってやつです。

そんな土用ですが、実は夏だけのものではないんです。そしてなんと年間4回もあるんです。

1年の間には、立春、立夏、立秋、立冬と呼ばれる日がありますよね。
この直前の14日間の期間がこの「土用」というものに当たります。
すなわち”立春”の直前の約2週間が「冬の土用」になり1月18日ごろに始まります。”立夏”の直前が「春の土用」にあたり4月16日ごろから始まります。”立秋”の直前が「夏の土用」で7月19日ごろからはじまり、”立冬”の前が「秋の土用」になるのです。

ちなみに今年は「立冬」が11月7日になるので、2週間前の今日10月20日から土用に入るという事なのです。

あっ、この土用はその年によって微妙に変わるときがありますし期間も微妙に違う時があるので、毎年暦で確認してくださいね。

土用の丑の日は「秋の土用」にもあります

「丑の日」ってのは、昔は干支(えと)に当てはめて日にちを読んでいた名残りなのです。
あなたの干支はなに?って聞いたりする、あの干支です。

なので秋の土用の期間中にも「丑」の付く日があります。
今年の秋の土用の丑の日は、10月25日(日)と11月6日(金)の2回あります。

ええ、土用の丑の日を理由にして、ウナギを食べましょう!!!

丑の日に食べるのは鰻じゃなくても良いんです

「土用の丑の日」にうなぎを食べる由縁は諸説ありますが、1番有名なのは皆さんもご存知の平賀源内が言い始めたって言う説です。

日本では古くから「丑の日」にちなんで、丑の「う」のつく食べ物を食べると縁起がいい!!と言われていました。
そんな中、夏の暑い時期にウナギがさっぱり売れなくて困っていたうなぎ屋が平賀源内に相談したところ、おもむろに紙に「本日 土用の丑の日」と書いて店の外に貼り出したそうです。
すると、平賀源内が言うんだったらって事で、その評判を聞きつけて大流行りをして、それ以降他のうなぎ屋も真似をするようになり、定着して行ったそうです。

なので本来のいわれは土用の丑の日には「う」の付く食べ物を食べたら良いということで、ウナギ限定の話ではないんですよね。
(笑)

折角なので「う」の付く食べ物で土用を楽しみませんか

ちなみに「う」の付く食べ物ですけど。。
「うなぎ」の他には、うどん、梅干し、ウィンナー、うずら、うずらの卵、烏骨鶏、ウニ、海ぶどう、牛、馬、などなど。
お寿司屋さんに行ってウニを食べるのも良いなぁ~。焼肉も良いし、烏骨鶏料理も良いなぁ。馬刺しとかで一杯いくのもありだし。(笑)
まあ思っているだけで、どうなるかはわかんないですけれどね。

皆さんもせっかくなので土用の丑の日を楽しんでみませんか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。