忠臣蔵の大石内蔵助の行動から思った「言葉は人の心を隠し、行動は人の心を表す」という事

こんにちは。内藤正風です。

今日は朝から本部いけばな教室で講習会を行なったのですが、こんな時間の中で"ふと"、あっ!昨日12月14日は赤穂浪士の討ち入りの日だった!!って思い出しました。

最近、忠臣蔵ってあんまり目にしないと思うのは気のせいでしょうか?

以前は、12月の初旬から14日までは、忠臣蔵のドラマや映画などを色んなところで目にしていた様に思うのですが、最近ほとんど目にしなくなった様に思うのです。
私がテレビをみないからでしょうか?

いや、そんなことはないと思うのです。だってネットでも以前はいろんなサイトで目にしていたのですが、今年なんてほとんど目にする機会が無かったですから。

最近人気がないから無くなっていった。。って言うよりも、そう言う義理人情や人としての筋道なんて事を、無くそうとしているのではないか?なんて危惧を抱いてしまうのは、私の思いすぎでしょうか?

忠臣蔵では、大石内蔵助は敵を欺いて本懐を遂げました

忠臣蔵では、ポイントになるキーワードがいくつかありますが、そんな中の1つに「本心を隠す」と言うものがあります。

大石内蔵助は「討ち入りする気はない」と言い、京都で遊び回っていましたが、たしかしそんな中で、準備を整える行動は着々と進めていっていました。
そんな大石内蔵助の言葉を見たり聞いたりして、討ち入りのメンバーから離れていった人も沢山あったそうです。

私はこれって本当に真理だな〜と思って、私がいろんな事を判断するときの指針と戒めにしています。

言葉は人の心を隠す

人の言葉って、自分の胸の内や本心を隠すために使われている場合が往々にして多い様に思います。

例えば1つのイベントに参加できなかった時に、「ごめんね〜町内会の集まりがあって〜。。」とか、「仕事なので〜」とか、仰られますよね。
これ全て、嘘ではなく本当の理由だと思います。町内会の集まり、大切です!!仕事、もっと大切です!!!
しかしこれ大半がよくよく考えてみると、単なる行かなかったりできなかったりする理由づけでしかないのです。

だって、家族励行と思っていた旅行の予約が完了しているときに、町内会の集まりの予定が後から入ってきたらどうしますか?旅行に行かれる方を選択される人が結構おられると思うのです。
仕事は大切です!こんなの言うまでもないことです。
では仕事を1度も休んだ事がないんでしょうか?自分の都合で1度でも休んだ事があるならば、休めるって事ですもんね。

ね!色々書きましたが、ここで大切なのは、どんな理由があろうともイベントに参加しなかった”事実”は変わらないってことなんです。

そう思って見ていると、「言葉は人の心を隠す」ものだし、そう言う使い方をされている場合が多いんだなぁ〜って感じるのです。

行動は人の心を現す

そんな風に客観的に事象だけで物事を見ていくと、もう一つの真理が見えてくるのです。
それは「行動は人の心を現す」ということです。

先の例で言うと、あるイベントに参加されている方は、他に用事がないから参加されているのではないと思うのです。
他の予定が入らない様に調整したり、他の予定を変更して参加できる様にされているんです。

そしてこう言う人たちに共通しているのは、来れた理由なんて誰もわざわざ言わないってことなんです。
"参加した”と言う事は、"来たい"から行動にしたと言う事なんです。

目は口程にものを言う

「目は口程にものを言う」と言うことわざがありますが、「行動はその人の心を現す」というのも、人の心理を現している言葉だと思うのです。

ジーって見ていれば、そのうち心の内が、なるほどな〜。。って見えて来るもんなんだと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。