日本はやっと精神的な部分において、戦後から新しい一歩を踏み出そうとしていると感じた「原爆の日」

こんばんは。内藤正風です。
今日は一日ガッツリと仕事しましたよ~~。作業を中心に行なったので、ケツ筋、腰、背中がパンパンです。
ええ、ハッキリ言って運動不足です。
もっともっと体を動かすお出掛けをしないといけないなぁ~、なんて反省しています。

8月6日は原爆の日

さて今日は原爆の日ですね。
広島市では、「広島市原爆死没者慰霊式 並びに平和祈念式」が行なわれ、テレビなどでご覧になられた方も多い事と思います。

そんな中で今回、広島市長が挨拶の中で核兵器禁止条約の署名と批准にはじめて言及したという報道を見ました。

反省だけでは進歩も発展もない

これまでの「広島市原爆死没者慰霊式 並びに平和祈念式」では、どちらかというと反省ばかりしていたように思います。
戦争への反省、核兵器への反省、平和を大切にできなかった反省。。。

反省はとても大切だと思います。
自分がしてきた行動や発言を振り返り、良い点悪かった点などを分析し、その中で特に自分の言動の良くなかった点を意識しそれを改めようと心がけるからこそ、新しい歩みがあるのだと思います。

ただ、ただ、日本は反省ばかりをし過ぎじゃないかと私は思っています。
反省は必要です。
しかし反省しているだけでは次のステップには進めないのではないかと思うのです。

そんな中で、広島市長が挨拶の中で核兵器禁止条約の署名と批准にはじめて言及したという事は、反省の上に立って新しい行動を起こすとても素晴らしい事だと思うのです。

日本はやっと精神的な部分において、戦後から新しい一歩を踏み出そうとしている

戦後74年の間に、焼け野原からの復興、高度成長、バブルとお金やモノや心の復興はなされたと思います。
しかし精神の復興は全くされていなかったように感じるのです。

アジア諸国への植民地支配、あるいは戦争という事について、私が悪うございました。
皆さんにどんなに言われても何をされても仕方がありません。皆さんからどんなことを言われたりされたりしても、文句を言わずすべてを受け止めます。
だって私が全部悪いんですから。。。。。
って感じでず~~~っと来ていたように思います。

いや、反省は大切です。
冷静に自分を見つめる。悪いことは悪いと認める。ごめんなさいと素直に謝る。これは絶対に不可欠です。
けれど悪い事をしたからと言って、いつまでも責め続けられたり謝ったりしているだけでは、新しい時代を作ることは出来ないと思うのです。

その意味で今回の広島市長の挨拶は、反省の上に新しい一歩を踏み出すもので、本当に良かったと思います。

過去は捕らわれるものではなく、何を学ぶかが大切だと思う

過去というのは、捕らわれるものではないと私は思います。
だって過去に捕らわれ縛り付けられるから、いつまでたっても新しい方向に目を向けることが出来ないし、一歩を踏み出すことが出来なくなってしまうのです。

過去に反省し、過去から学び、その学びを生かして新しい一歩を踏み出すことこそが、本当の意味での反省だと思いますし、過去は未来に結びついてゆく唯一の方法だと思うのです。

そんなことを思った、原爆の日でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。