伊達政宗公の「人は期間を限られて、この世に客に出された旅人である。」の言葉に思う人生という事

こんにちは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

最近、意識の隅に常にある事があります。それは「今日より若い日はない」って事です。
歳のせいって言われればそうかもしれませんね。(笑)(笑)
しかしこの言葉は、若い人にも中年にも高齢者にも当てはまる言葉だと思うのです。

若い時は「いっぱい恥をかく」

若い人は、若い時に一杯失敗をしたり恥ずかしい思いをしたりしておくべきだと思うのです。
それも同じ失敗をするならば、若ければ若いほどいいでしょうね。

失敗ってそれだけ聞くと良くないことのように思いがちですが、実は失敗こそが人を育ててくれると思うのです。
失敗をした時の恥ずかしさ、失敗した時に助けられてホッとした思い、失敗から学ぶ経験、1つの失敗でどれだけ沢山の事を得る事ができるかわかりません。
そして若い時に失敗をいっぱいしているから、自分の歳がいった時に人の失敗を許す事が出来るようになると思うのです。

中年は一にも二にも「行動を起こす」

中年の人は、70歳まで元気で生活できたとしたら今の年齢から後何年あるでしょうか?
わたしは今年55歳ですので後15年です。

15年もあると思われるか15年しかないと思われるかは人によって違うでしょうが、15年と言う時間に変わりはありません。
今年から一年に一度ずつ離れたところにいる友達と出会ったら、あと15回しか会う事ができません。
日本国内で今までに行ったことがないところに一年に一箇所ずついったら、あと十五箇所しか知らないところに行く事ができません。海外も同じです。
お正月もあと15回。

勘違いしないでくださいね。暗くなろうっていっているんじゃないですよー(笑)そう考えると、もっともっと行動的にならないと、せっかくの人生もったいないなぁーって思うのです。

高齢の人は「今できる事をする」

高齢の方は、すみませんハッキリ言います。カウントダウンに入りました。

ただいつ死ぬかはわかりません。これは若いとか中年とか高齢とか関係ありません。だって自分の寿命は神のみぞ知るですから。
ただ順番からいうと、若い人や中年の人に比べると少し近いとこにいるのは事実です。

今日より元気な日はありません。したかった事や悔いの残っている事があるならば、今しておかないと本当に出来ずに済んでしまいます。
せっかくこの世に生まれてきたのですから、楽しみ尽くしてあの世に行かないともったいないです。

人生の最後の瞬間に笑っているために

わたしの好きな歴史上の人物でもある伊達政宗公が、こんな言葉を残されています。
「人間は50年か60年かの期間を限られて、客に出された旅人である。」
「客人だから、あまり文句を言うものではない」
「心だけは自分のもの。体は借り物である」
と。
旅に来ている客人なんですから、しっかりと楽しみ尽くさないと勿体無いですよね!!

旅には必ず終わりがあります。旅の終わりの時に「あー、ムッチャ面白かったーーー!」って満面の笑みで言えたら最高ですよね。

って事で本日も満喫し尽くしますよーー!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。