SNSやスマホがいくら発達しても、リアルに勝るものはありません。だって”そのものを感じる”って、足を運ばなければ絶対に出来ない事なのです
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日は朝から、仲間と一緒に研修にお出掛けしています。というのも今日は、私の友人のお世話になって、限られた人しか出来ない体験をさせて頂けるので、楽しみでなりません。
SNSの登場で激変した、人と人や人と場所の距離感
今やパソコンやスマホがあれば距離は関係ない時代になっています。画面を見ながらいつでも誰とでも、顔を合わせながら話をすることが出来ますし、グーグルマップなど使えば、世界中のどこでもその場所にいるように画面に表示させることが出来ます。
その意味でいうとスマホの登場やネット環境の進歩が、距離感を一変させ、それに伴う価値観や生活を大きく変えてくれたという事が出来ます。
とはいえ勘違いしてはいけないのは、「あまり問題ではなくなった」だけであって、スマホを使ったからと言って、会った事になったり行った事になったりはしないという事です。
SNSの登場で、より大切になった会う事や足を運ぶ事
私はスマホの登場で便利になったと思う反面、人と人がリアルに出会う事や現地に実際に行って体験する事の価値は、以前よりも大きくなったと思っています。
なぜそのように思うのかと言いますと、先にも書いたように画面を通じて人と会ったり、どこかの場所を見ることは気軽にできるようになっているのは間違いありません。がしかし一方で、そういう事が気軽にそして手軽にできればできるほど、人と人がリアルで会う事の価値やその場所に行って実際に体験する価値を、皆が実体験として知るようになったという事でもあるのです。
画面で友人と出会って話をするのと、実際に出会って話をするのと、どちらが満足感は大きいですか。いうまでもなく実際に会った方です。これはコロナ禍のときにオンライン飲み会とかがもてはやされた時がありましたが、今では聞かなくなりましたよね。これこそが明確な結論に外なりません。
置き換えようとするから無理があるのです
とはいえスマホやネット環境の進化に全く価値がないのかというと、そんな事は絶対にありません。私はリアルとリアルの隙間を埋める事ができる存在として、スマホやSNSが役立つし、大きな役割を果たしてくれると思っています。
リアルに勝るものは、現在のところ他にはありません。顔を合わせて話す。息づかいを感じる。共通の体験を持つ。これは絶対に原点です。なのにこういう事を便利なものに置き換えようとすること自体に、今はまだ無理があると思うのです。
しかし補完するだけならば、今ある便利な道具を使えば、十分に役割を果たすことが出来ると思います。会えない時の代用に画面越しに話をする。行く予定の場所を画面を通じて事前に下見をしておく。というような感じです。
いけばなの目的は、良い体験をすることにこそあるのです
いけばなは、お花を綺麗に生けることが目的のように思われがちです。しかし私は、それは最終目標ではないと思っています。私が思ういけばなの最終目標は、いけばなを通じて、様々な事を学び様々な事を体験し、そのことを通じて人生を豊かにすることです。
ということで、今日も仲間と一緒に、希少な体験をしてきたいと思います。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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