一度に成果を出そうとするから自分で自分のハードルを高くしてしまい、結果何も生み出すことが出来なくなってしまうのです

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

先週の土曜日に光風流の役員会を開催したのですが、その中で「毎日少しずつを積み重ねることから生まれる破壊力」という事についてお話をしたので、今日はそんなことについてこのブログで取り上げたいと思います。

結果を一度で出そうとするからハードルが高くなるのです

世の中では何かをするときに、ある程度まとまった結論が出るようにしないといけないと思われている人が多いように思います。
たとえばこの部屋を掃除しようとか、〇〇さんに送る手紙を書きあげようとか、衣替えの衣装の入れ替えをやっちゃおうとか。。。
これって自分で自分のハードルを高めているようにしか、私は思えないのです。だってお部屋全部掃除しようと思ったら、それなりに時間が必要ですよね。お手紙を書きあげるのもある程度まとまった時間が必要でしょう。衣替えの入れ替えも全部一気にやろうと思うと、かなりの時間が必要です。
そうなるとその作業をするために、まずまとまった時間を作らないといけなくなります。1時間とか2時間とか半日とか、空いた時間を作ろうと思うとそれだけで結構ハードル高いですよね。特に時間が長くなればなるほどハードルはますます高くなっちゃいます。
そうなると、時間が無い(足りない)ので今日ではなくまた日を改めて行なう事にしようというように先送りになってしまって、いつまでたっても結果が出せなくなってしまうのです。

とにかく5分、それが無理なら3分でもいい

そんな中私は、とにかく何事によらず毎日5分ずつでいいので取り組むようにすれば、すぐに結果が出てくるようになると思っています。なんなら5分じゃなくても3分でもいいんです。

例えば衣替えの服の入れ替えを、タンス1つマルっとやってしまおうと思ったら、かなりの時間と労力が必要になりますよね。
なのでたとえば今日は、夜にお風呂の時間に着替えを出すときに、靴下だけ冬物と夏物を入れ替えようって感じで、引き出しの中の一部分ずつ行えば、その作業に5分もかからないですよね。
なので何かを行なおうと思ったときに、大きな単位で考えるのではなく出来るだけ小さな単位にして考え行動してゆくとよいと思っているのです。

毎日5分ならば、絶対に時間は生み出せるはずです。朝に5分早起きしてもいいでしょう。朝のお出かけ前が忙しければ、寝る前に5分でもいいでしょう。作業によっては通勤の途中の5分も生かすことができるでしょう。何かを書くのならば、毎日1行だけとか1ワードだけ書き出していってもいいでしょう。
毎日1日5分の時間と作業を行うと、1週間で5分×7日=35分の作業を行うことができます。それを2週間行えば70分。1か月(4週間)続ければ280分になるのですから、4時間40分の時間、何かを行うことができるようになるという事です。

1回で4時間40分を生み出そうと思ったら、かなり大変です。そしてその結果が、一昨日も出来なかった、昨日も出来なかった、今日も出来なかった。。。なんて事になり、0はいくら積み重ねていっても成果は当然0のままになってしまうのです。

とにかく小さな事でいいので行動することこそが、一番の破壊力を生み出すのです

例えば0.1だけの取り組みってとても少ないですよね。けれど0.1の取り組みを毎日積み重ねると、10日で1の結果になるのです。100日で10の結果になるのです。
あるいは昨日よりも1%だけ余計に頑張ることが出来れば、10日で1.10462213倍、20日で1.22019004倍に成長することが出来ているのです。これは大きいですよ。最初は倍率そんなに大きくないですが複利で増えていきますので、積み重ねれば積み重ねるほど、その結果は大きなものになってゆきます。

とにかく行動する、そしてその行動は小さくていいのでとにかく地道に積み重ねてゆく事こそが大切だし、そのことが一番の破壊力を生み出すことが出来るようになるのです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。