収入が右から左に出てゆく自転車操業も、究極まで突き詰めるとある種のジャイロスコープになるのではないか

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日のブログのネタは、実は昨日書こうと思っていたものなのですが、昨日は教室の終了時間が予定より1時間以上遅い22時過ぎになり、加えてそんな日に限って翌日までに作っておかなければならない書類があったので、先送りすることにしたものになります。
ちなみに何を書こうとしたのかというと、自転車操業っていけない事の見本のように用いられる言葉ですが、自転車操業って突き詰めてゆくと最強になるんじゃないの?って話です。

そもそも自転車操業とは

自転車操業とは広辞苑によると、「操業を停止すれば倒産するほかない企業が、赤字を承知で操業を続けていく状態」と書かれており、主に企業や商店について使われる言葉です。

ざっくりとわかりやすくいうならば、収入でもろもろの費用や経費を賄う事が出来なくなり、借り入れでその支払いに充て、またその借り入れを返済するために別の借金をするという状態の事を言います。
なので借金をしていなくとも、入ってきた収入がすぐに右から左に支払いに出てゆき、そのまた次の支出に間に合わせるために業務に励んで収入を得ている状態の事も、広い意味で自転車操業と表現しているかなぁと思います。いうなれば常にペダルを踏み続けていなければならない状態ってことでしょうか。

お金が右から左に出てゆくこと自体は悪いことではない

そんな自転車操業ですが、借金返済のために借金をするという自転車操業の先には破綻しかありませんが、収入が右から左に出てゆくという意味の自転車操業って、そもそもそんなに悪いことなんでしょうか。

ま、確かに、収入が右から左に出てゆくのではなく一定のストックをしておける状態が一番良いのは言うまでもありませんが、収入が右から左に出てゆくという事は、とりあえずお金が回っているという事だと思うのです。ちなみに私は、1つ1つの案件で大きな利益を得る事が出来なくとも、お金が入ってきてその範囲の中でお金が出て行っている分にはそれで良いのではないかと思っています。

だって1つの案件で手元にたとえ「1」しかお金が残らなかっても、10の案件を行なえば手元には「10」のお金が残るようになりますし、100の案件を行なえば手元には「100」のお金が残るのですから。
なので右から左にお金が出てゆく自転車操業ならば、ペダルを踏む回数をもっともっと増やしてゆけばいいだけなんです。

自転車操業も究極まで突き詰めれば、絶対にコケない武器になるのではないか

皆さんは「ジャイロスコープ」ってご存じでしょうか。私たちが子供の頃に遊んだ「地球ゴマ」もその一種になります。

こんな形で、真ん中の部分が高速で回転することでどんな無理な体制になっても倒れないコマです。

私、思うのです。どうせ収入が右から左に出てゆく自転車操業なのならば、その回転をもっともっと上げればいいんじゃないかと。自転車はペダルを踏む足を止めると倒れてしまいます。なのでペダルを踏み続ける必要があるわけですが、そのペダルを踏む足を、どうせ踏み続けなければならないのならばもっともっと速く回すんです。そうすればそのうちに、地球ゴマの様に倒れなくなるんじゃないかと思うのです。

自転車操業も究極まで突き詰めれば、絶対にコケない武器になるんじゃないかと、そんなことを考えながらニヤニヤしていたので、ブログネタにしてみました。
ま、出来るか出来ないかは別にして、おバカ過ぎて笑っていただければそれでいいかなと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。