11月の光風流カレンダー「キッチン用品に生ける」は"タジン鍋"を使ったいけばな作品です
こんにちは、内藤正風です。
日本いけばな芸術展も無事に終わり、このいけばな展に合わせて開催しました光風流特別研修も参加された皆様に大好評をいただくことが出来、とにもかくにも良かったなぁ~。。。と思いながらの11月朔日です。
とはいえ来週には「兵庫県いけばな展(加西市会場)」が予定されていますので、ホッとしているわけにはいきませんけどね。(笑)
光風流11月のカレンダー作品を紹介します
光風流ではカレンダーを発行しています。このカレンダーは単にいけばな作品が掲載されているだけのものではなく、毎年テーマを設け、そのテーマに基づいた中で1年12か月の四季折々を表現し、生活を彩るアイテムとして役立てていただく事が出来るものとして皆さんに好評をいただいております。
今年の光風流カレンダーのテーマは「キッチン用品に生ける」です。
いけばなとキッチン用品のつながりはとても深いものがあります。それはいけばなで用いる器に「籠」や「ザル」というようなものがあったり、古くは古代中国の煮炊き用の器として用いられていた「鼎」を象った器が伝承の器として用いられていたりすることからもお分かりいただく事が出来ると思います。
その様な中で現代の生活の中で、現代のキッチン用品をいけばな的視点で見たらどのような可能性が広がるのかを実践したのが、今年のカレンダーとなります。
作者1人1人がそれぞれの思いや表現を、キッチン用品に生けるのテーマのもと行なっていますので、お楽しみいただければ幸いです。
11月の光風流カレンダーの作品
11月の作品を紹介させていただきます。
◇作者
桑谷 孝甫
◇キッチン用品
タジン鍋
◇花材
ハナミズキ、ツワブキ
◇敷板
組合せ花台
◇花態
生花
桑谷孝甫さんの光風流カレンダー 生け込み&撮影風景
スタジオで写真撮影のために、カレンダーの作品を制作されている桑谷孝甫さんの様子もあわせてご紹介させて頂きます。ここでしか見れない未公開映像も含まれています。
音が出ますのでボリュームにはご注意くださいね。
YouTubeでは色々な動画のアップも行っていますので、よければ「チャンネル登録」や「高評価」していただければ嬉しいです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。