物事には、イメージや上辺だけではわからない事があります

こんにちは、内藤正風です。

今日は移動の電車の中でBlogを書いています。

いけばな展になると、いつも聞かれることがあります

私がいけばな展に作品を出展している時によく聞かれることがあります。
それは、「この材料はどこで手に入れられたのですか?」って言う質問です。

答えから言うと"花屋さん"です。(笑)
私が兵庫県加西市という地方部に住んでおり、また流派の本部も加西市ということで、山に行って良い材料を見繕ってきていると思われているのでしょうが、実はお花屋さんに発注して入手しているのです。

地方に住んでいても、いけばなに使えるような花材は手に入らない

地方部は自然が豊かで、日々の生活がリゾートみたいなところがあります。山も田も畑もあります。
しかしこの自然は誰かのものなのです。すなわち持ち主があるってことです。
山は山の持ち主がおられます。田んぼも畑も同じです。なので勝手に入ったり欲しいものを採ったりすると、犯罪になってしまうのです。

加えて今は日頃の山の手入れなんて誰もしませんので、放置され荒れ果てた山には、いけばなに使えるような花材なんて無いのが実情です。

イメージや上辺だけでは分からないことがある

世の中には思い込んでいることって沢山あると思うんです。
たとえば私がいけばなをしているというと、正座してお稽古しているのですか?とか、普段着物を着ているのでしょとか、お稽古していて間違えたら竹の物差しでピシッて叩かれるのでしょう?、といまだに言われますから。(笑)

なのでいけばなをしている人が、私の作品は山に行って材料を探してきているって思い込まれていても、仕方がないことだとも思います。

上辺だけではわからないことが沢山あるってことですね。

テヘペロBlogでスミマセン

今日は午前中は姫路、午後からは京都に移動中にここまでBlogを書いていたのですが、お出掛けしてきて疲れたので、軽く書いたブログをそのままアップでスミマセン。
ま、こんな時もあるよね。

という事で、おやすみなさい。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。