2日間にわたって開催した、お題講習会が無事に終わりました

こんばんは、内藤正風です。

おわったぁ~!無事に終了です。
2日間にわたった「お題講習会」無事に終了です。

コロナ禍、それも感染者数が増加の中での開催でした

いや~気を使いました。
だってコロナ禍、そしてここ数日感染者数が100人越えが続いていて、地元加西市でも感染者が出ている状態での開催でしたので、感染防止にはかなり気を使いました。

手指消毒や検温など一般的に行なわれていることはすべて行っているのは言うまでもありませんし、そのうえ今回は参加者数を限定したなかでの開催としました。

令和3年お題「実(じつ)」を生ける

「お題」というのは、毎年1月中頃に宮中において開催されている歌会始の「題」、すなわちテーマになります。
歌会始ではこの「お題」を詠みこんだ歌が披露されるのですが、光風流では創流以来、このお題をいけばなで表現することを伝統として行なっています。

来年の令和3年歌会始のお題は「実(じつ)」になり、今日はこのお題に基づいて生けるお花を皆さんに学んで頂きました。

光風流お題講習会では、お花を生けるだけではなく、自分のイメージを表現する事の楽しさも学んで頂いています

今日は朝9時から昼12時までお題について学んで頂く講習会を開催しました。

いけばなの講習会というと生け方について学び、先生に指導されるようにお花を生けると思われがちですが、今日の講習会では人それぞれイメージや表現は違うし、その表現には間違いというものは無くすべてが特徴ある正解だと言う事をお伝えしました。
そんな作品にあるのは、完成度の高さの違いだけだと。

そんな、イメージを形にするという事は10人10色だし、その表現は多岐にわたるという事を受講されている皆さんに知って頂くために、光風流講師の皆さんの手による作品を一堂に並べてご覧いただくと共に、先生方が自ら行われる作品の説明をお聞きいただきました。

いけばなの醍醐味は、自分のイメージを形にして表現する事にある

いけばなの楽しさには、いろんな要素があります。
その中の大きな1つとして、自分が持ったイメージをお花を使って形にして具現化し、表現した作品を皆さんに見てもらう事でもあると思います。

決められた「型」、すなわち基本に生けるのももちろん楽しいです。
しかしそれと同じだけ、自分の思いを形にする楽しさもあるのです。

今日の講習会ではこの後者の楽しさを十分に皆さんに満喫して頂く事が出来ました。

作品は来年の歌会始めの当日にご披露させていただきますね

今日はどんな作品を講習会にて皆さんに生けて頂いたのかは、ナイショ。。。です。
だってこのお題のお花は、毎年、歌会始の時に皆さんに紹介させて頂いているのですから、来年までお待ちくださいね。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。