「みんなが言っています」の「みんな」って何人なの?ちなみにその「みんな」は誰々??

こんばんは。内藤正風です。

今日は寒いですね。やっぱり12月になるとチャンと寒くなるんですね。。。
けど私たちが子供のころに比べると、氷もはらなくなったし、氷柱も見かけなくなったし、霜がたつこともなくなり、かなり暖かくなっているのは間違いないですけどね。。。

自分の意見を強調するために「○○さんがこんな風に言っています」って言う人って多いですね

昔から「○○さんと○○さんが、こんな風に言っています」っていう話をよく耳にします。
Aさんが○○○で〇〇〇だと言われています。そしてBさんは○○○〇〇〇だと言われていましたって感じです。
まあこういうのって珍しくないですし、よくありがちな話ですよね。

こういう話を聞いたときに私はいつも 「それって自分にとって都合のいい意見や話だから、ことさらに取り上げているだけでしょ?」 って思うのです。
だって自分にとって都合が悪かったり反対の意見だったら、わざわざそんな風に言って取り上げないですよね。

それに自分の意見や思いを代弁してくれているからこそ、そして自分の意見の正当性にしようとして同じような事を言っている人の名前を挙げて裏付けにし、そのことによって自分の意見をさも価値のあるものに見せようとしているに他ならないんですから。

「みんなが言っています」の「みんな」って何人?ちなみにその「みんな」は誰々??

あと「みんなが言っています」って言葉もよく聞きます。

みんなが言っていますって聞いたら、さも大勢がそういう考えや意見だって感じてしまいがちですが、じゃあその言っている ”みんな” っていうのは誰々なの?って私はいつも思います。
「みんなが言っています」って言っている人に、その言っている人たちの名前を具体的に挙げて教えて下さいって言ったら、まあ4~5人くらいの名前が挙がればイイくらいで、多くても10人までって感じじゃないでしょうか。

こういう人も結局は自分の思いや意見を「みんなが言っています」って事にして、さも価値があり重要な話しにしようにしているだけの言葉なんですよね。

結局は自分の意見を他の誰かが言っているっていう風にしているだけ

まあいずれにしろ、この両方に共通しているのは、自分の意見を通すために後ろ盾としているだけですし、私に注目して!っていう気持ちと、自分をよく見せたいという思いと、周りに気を配る余裕のない独りよがりが根底にあるのだろうなぁと思います。

なので私はこういう話を聞いた時には、「あ~ぁ~。。残念だなぁ~。。。」っていつも感じます。
だって自分をことさらに飾ったり、大きく見せようとするから、反対に未熟さや小ささがバレてしまうんですよね。
そしてそういう行動には嫌味が必ず出てしまうので、自分を自分で貶めてしまう事にもなってるのですから。

「誰それさんと誰それさんがこんな風に言っています」とか「みんなが言っています」って、言えば言うほど損をする感じですよね。

今日はそんな事を思ったので、自戒を込めて書きみました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。