”いけばな”って綺麗にお花を生ければよいのではありません。季節や歳時や心情などを表現するからこそ楽しいのです。光風流ホームページの季節の花を更新しました。「秋のシンフォニー」

こんにちは。内藤正風です。

世の中は3連休だったのですね。
今日は朝からイオンモール加西北条にある教室のお稽古からスタートしたのですが、朝駐車場で「なんか車が多いなぁ。。」と思い、店内で「なんか子供が多いなぁ。。」と思い、そして生徒さんと話をしていて、「あっ!今日は振り替え休日なんだ!!」ってやっと気が付きました。

まあ日曜祝日に全く関係ない生活をしているとこんなことです。。。
(笑)

”いけばな”ってお花を綺麗に生けるのが目的ではありません

”いけばな”って聞くとほとんどの方が「綺麗にお花を生けるのが目的」と思われているのではないでしょうか。
実はこれ大きな間違いです!!

綺麗と綺麗じゃないのはどちらが良い?って聞かれれば綺麗ってなると思います。
しかし”いけばな”は綺麗であればなんでも良いという事ではなく、お花を生けるという行為を通じて自分の楽しみを得たり、周りの人を楽しませたり、自分や周りの人の生活やお仕事の役に立つようにすることこそその一番大切な事なのです。

そしてその中のひとつに、季節や歳時を感じるという事も含まれているのです。

光風流では ”いけばなの作品” で季節や歳時を皆さんにお届けしています

私ども光風流では、流派のホームページのトップページで、季節ごとのお花を定期的に更新しアップしています。
これは日本の四季や古来より大切にされている催しや歳時を”いけばな”の作品で生け表し、豊かな日本を皆様に知って頂いたり楽しんでいただきたいからなのです。

光風流のホームページ https://www.kofuryu.jp/
興味があったらクリックして光風流のホームページをご覧いただければ嬉しいです)

この作品写真は、光風流の幹部の先生方が交替でお花を生けて写真を撮影し、ホームページに掲載してくださっているものなのですが、今や時代はホームページなんてよほど必要性があるとか特別に興味があるとかでなければ見ない時代になってしまっているので、私のブログでもご紹介させて頂き、皆さんにこの作品をご覧いただくきっかけに出来れば嬉しいなぁと思い、更新される毎に取り上げご紹介させて頂いています。

季節の花 【秋のシンフォニー】

 

もういいかい。もういいよ~。

枝から落ちた栗のイガの中からポロン、ポロン飛び出した栗の実。
まあるい音符になりました。

木も花も風も虫たちもスタンバイしています。………

聞こえてきますか?秋のシンフォニー

◇作者
光風流家元派遣講師 藤本和甫

◇花材
クリ、ケイトウ、セロシア、ハゲイトウ、アスパラガス、金属製五線譜と音符

◇花器
変形壺

◇敷板
組合せ花台

この作品を生けた作者紹介

 

藤本和甫(ふじもとかずほ)

兵庫県姫路市在住。
先代家元(内藤光風)の高弟であったお母様(松岡岩甫)より”いけばな”の手ほどきを受けこの道に入る。地元を中心に教室を開催し、多くの皆さんにいけばなの楽しさを紹介している。
2005年に兵庫県と中国海南省の姉妹都市締結15周年記念事業で訪中し、いけばな展や体験教室を開催するなど国際的ないけばなの普及にも力を入れている。

・現在の主な役職
兵庫県いけばな協会幹事。光風流家元派遣講師。光風流本部常任理事。光風流西播支部会計幹事。

「季節の花」のバックナンバーもご覧いただく事が出来ます

光風流のホームページでこれまでに掲載した作品も、バックナンバーとして紹介していますので、興味がある方は、こちら↓↓をクリックしてご覧くださいネ。
光風流ホームページ 「いけばなギャラリー」

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。