トイレにお花を飾って楽しんでくれる人が、またまた増えました!

こんばんは。
光風流家元 内藤正風です。

またまたトイレのお花仲間が増えました(^^)
ムッチャうれしい!!

今回トイレのお花仲間に加わってくださったのは、目片 雅絵さん(通称奥方)。
奥方は、彦根の自転車屋さん「侍サイクル」の奥様です。
自転車屋さんの奥様として切り盛りされながら、それだけではなくてフリーライターとしても売れっ子と言うスパーレディーです。

で、この奥方が「侍サイクル」のおトイレにお花を飾ってくださり、今日のFacebookにこの写真をアップしてくださいました。

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ナデシコのピンクがとっても春っぽくて素敵です!!

「やってみよう!」から時間かかっちゃったけど、ようやく!
彦根の自転車店「侍サイクル」のトイレがちょっと華やかに。

家元(内藤 正風さん)のブログで読んで、やってみたいと思っていたんです。お花があると、なんか心がウキウキしますよね。

ちなみに花が入っているのは、一輪挿しじゃなくて、自転車用に乗るときに、飲み物を入れて携帯するボトル。トイレは寒いのでお花も長持ちするんですって。
お花はCaro Angeloさんで。1輪だけどインパクトあって、かわいい♪ センスはなくてもお花がカワイイから、まぁいいや。

お店の売り場にも花がほしいけど、倒したりしないようにどこに置くか、ゆっくり考えます。

奥方の紹介文によると、器も自転車アイテムだそうで、もう最高っ!!!

わざわざ買うのではなく、手近かにある物を生かして生ける。
それもその場所ならでわの特徴ある物を生かしてくださっていて、ムッチャかっこいいじゃないですか!!

お店に来られたお客様がおトイレに行かれたら、このボトルってこんな使い方も出来るんだ~とか、ムッチャかっこいい私もやろう~とか、凄くいい提案になったりアイデアになったりすること間違いなしです!!

おトイレは汚い場所でも不浄の場所でもないんですよ

おトイレって、決して不浄の場所ではないんですよ。
だって人間は必ず、ウンチもオシッコもします。
どんなに綺麗なアイドルも憧れの人も漏れ無くです。。。
漏れちゃダメですね(笑)洩れ無くです(^^)

トイレは「この世とあの世をつなぐ特別な場所」

それに何よりも、日本では昔からトイレは「この世とあの世をつなぐ場所」と考えられていて、特別な場所と位置づけられているのです。

だいぶん前に植村花菜さんの「トイレの神様」って歌が流行りましたよね。

これは日本が八百万(やおよろず)の神々の国であり、全てのものに精霊が宿るという考えたかをしているからなのです。
お家では仏壇や神棚と言う場所だけではなく、台所には台所の神様、トイレにはトイレの神様と言うようにすべての場所やモノに、神様が居られるのです。
そして、どの神様が偉いとかではなく、全ての精霊に畏敬の念をはらい大切にします。
その中でも特にトイレは、昔から格別な場所とされて、この世とあの世がつながる場所と言われています。

最近は聞かなくなりましたが私が子どもの頃には、
◇トイレで便器に唾を吐いてはいけない
◇トイレで咳払いをしてはいけない
◇トイレに裸で入ってはいけない
◇トイレで外と中で話をしてはいけない
など親から注意されましたし、色々なところでも聞きました。

また家相としても、トイレは建物の鬼門(北東)の方向に作ってはいけないとも言われています。
鬼門とは鬼がやってくる方向として考えられており、この世とあの世のつながる場所を鬼のやってくる方角に作るだなんてそんな危ない事をしちゃいけないよ!って事です。

この様に日本では、古来よりトイレは特別な場所と言う考え方と、この特別な場所を大切にしないといけないと言う考え方が伝えられているのです。
こういう事を知ると、トイレにお花を飾ると言う事がいかに大切かと言う事もご理解いただく事が出来るのではないかと思います。

トイレにお花を飾ると、知らず知らずのうちに綺麗にしようという気持ちが起こります

「お花を飾る」って言うと、行為としてはたったそれだけのことかもしれません。
しかし「お花を飾る」と、今まで気にならなかった汚れが目に付くようになったり、今まで気にならなかった臭いが気になってきたりしてきます。
トイレを綺麗にしなさい!!って口うるさく毎日言っても「また言ってるよ~。。。」ぐらいにしか思ってもらえなくなっちゃいますが、お花を生けてしばらくしていると、自然に、今まで以上にトイレが綺麗になってきます。

今日また、トイレのお花仲間が一人増えました(^^)

是非一輪挿しで結構です。あなたもトイレにお花を飾ってみませんか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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