枝物や花物や葉物や枯れ物を組合せて一つの作品を作り上げる「いけばなの教え」から解る、対立の関係から良い物は生まれないという事
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日は正月3日。元日からのんびりと時間を過ごしています。
仕事と遊びの境目のない生活が、私にとっての日常です
とはいえ、まるっきり遊んでいるという事ではなく、年末年始もブログを書いていますし、今年の光風流の歩みについて企画のチェックや構想を行なったりと仕事を行ない、あるいは軽く飲みながらネットフリックスやプライムビデオを見たりと、仕事も遊びもグチャグチャに入り混じった生活をしています。
と、こんな事を言っていると、日頃は仕事と日常がパシッっと分かれているかのように聞こえるかもしれませんが、実は全くそんな事はなく、常日頃から仕事しながら遊びの事を考えているし、遊びながら仕事の事を考えているしで、onとoffの無い生活が私の場合には日常なのです。(笑)
とはいえお正月という事で、いつもと違う時間の過ごし方をする事が出来て、アイデアが浮かんだりリフレッシュ出来たりしているのは間違いありません。
流派の歴史は、世代を積み重ねてきたから有るのです
令和8年は、光風流の本部や支部で新しく任命させて頂いた役員の方もあり、一部では新体制での流派運営になってくる部分もあります。なので今から、今年はどんな楽しい事が起こるのかウキウキして楽しみでなりません。だって何かが変わるという事は、新しい事が起こるって事なんですから。
光風流は今年66周年になります。
創流時の幹部は全ての方が他界され、創流時をリアルタイムでご存知の先生方も数人が長老として居られる状態になっています。
しかしそのあとを引継ぎ現在まで支えてくださった先生方や、今現在中核として支えてくださる先生方のおかげで、これだけの歴史を積み重ねる事が出来ているのです。
対立の思考からは、何も良い事は生まれない
いけばなの流派は、とても幅広い世代の方で構成されています。
一例を挙げれば、80代の先生が現役で生徒さんを指導されています。60歳からお稽古を始められる方もおられます。小学生や中学生でお稽古されている方もあります。なので色々な世代の人が集まれば、価値観も違います、意見の違いや考え方の違いなどもあります。っていうか、10人集まれば十通りの価値観や考え方が有るのが当然だと思います。
そんな中、人によっては「最近の若いもんは・・・」「年配者は・・・」って事を仰られる方がありますが、私はこの考え方って両方おかしいと思っています。
だって、「最近の若い者は・・・」って言われますが、その最近の若い者を作り育てたのは親の世代ですよね。ってことはその最近の若い者を作り育てたあなたにその責任の大元はあるんでしょ?って言いたくなります。
逆に「年寄りは・・・」って言う方もありますが、その世代が ”今” を作ってきてくれているんですから、敬意は払うべきだと思います。
そして少なくとも、こんな対立の構図で物事を考えても、絶対に良い結論なんて出ないのですから。
足りない所を補い合うから、進歩や成長があるのです
世の中では、何かと言えば「〇〇」VS「◇◇」という構図を作ろうとする人が多いです。
たしかに傍から見ていて面白いでしょう。対立と言うのは一番簡単な人間関係でしょう。しかしその先には、笑顔も楽しさも充実も円満も発展も、なんにも良い事は待っていません。
先に例に挙げた人間関係を例に挙げて考えたらわかりやすいかと思います。まず私は、自分よりも年上や年下に関係なく、とても沢山の方に学びや刺激を頂いています。逆に言うと、年上であろうと年下であろうと、学びも刺激も無い人もいるのです。
「若者」VS「年配」、「高学歴」VS「低学歴」、「男」VS「女」、こんな対立の関係、簡単に作ることが出来ます。だって相手を一定の枠組みに当てはめて否定するって、赤ちゃんのイヤイヤ期と同じで、知恵が無くても誰でもできる事なのですから。
知恵のある大人を自負するのであったら、融和、協調、共存、補完こそが、飛躍発展につながる事だと思うのです。
だってそれこそが、「枝物があり花物があり葉物があり枯れ物があり、それらの良いところを組み合わせ、足りない要素を補完して一つの作品を作り上げる」という、いけばなの教えそのものだと思うのです。
お互いに良いところを生かし足りない所を補い合い、共に上を目指してゆく。そんな世をみんなで目指してゆくべきだと私は思います。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。





