人はつい起こっている現象に目を奪われがちですが、目を向けなければならないのはその現象を引き起こしている原因です
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日は光風流本部いけばな教室で終日お稽古日だったのですが、そんな中でお稽古にお越しになられている生徒さんと、人はついつい目の前の事に捉われてしまう。という事についてお話をしましたので、今日はそのことについてブログに取り上げたいと思います。
人はついつい目の前で起こっている現象に捉われてしまう
お花を生けていると、枝や花が思ったように止まらないことがあります。そんな時に人は、思った様に留まらない事についつい意識が行きがちなのですが、実はこれ、思った様に留まらない理由が必ずあって、そこを改善しない限りちゃんと留めることは絶対に不可能なのです。
そしてこれって私たちのお仕事や日常の中でも全く同じことが起こっていて、人はついつい目の前に現れている現象に心を奪われてしまい、その現象が生まれている原因を見落としてしまっていることが良くあります。しかし、問題をしっかりと解決するためには、現象でなく、その根本原因を探り改善することが不可欠なのです。
例えば、車のブレーキパットが変な減り方をしているとします。そんな時に変な減り方をしているブレーキパットを交換すれば、とりあえず目の前の状況は改善されます。がしかし、原因は何一つ改善されていないわけですから、しばらく経ったら交換したブレーキパットもまた変な減り方をしてしまうだけなのです。
なのでここで大切なのは、単にブレーキパッドの交換で対処するのではなく、「なぜブレーキパッドが変な減り方をするのか?」を考え、根本的な原因を見つけ、改善する事なのです。
原因と現象の関係は、ビリヤードとよく似ている
人はついつい、目に映っているものに意識が向いてしまいます。がしかし、目に映っているものは単なる現象でしかなく、そこに原因はほとんどの場合ないのです。
いうなればビリヤードみたいなものです。白いボールを突いて、壁に当てたり他のボールに当てたりしながら、目当てのボールをポケットに落とすのと同じなのです。
現象として目に見えているのは、ポケットに落ちたボールです。がしかし、そのボールがポケットに落ちる原因になったのは、最初に突いた白いボールなのです。
見えるもの、つまり表面的な現象に対処するだけでは、起こっている問題の根本的な解決にはならないのです。根本的な原因を特定し、それに対する対策を講じることで、初めて根本的な解決が可能になるのです。ちなみにこれっていけばなでお花を生ける事だけではなく、ビジネスの現場や日常生活や人間関係においても、全く同じことが言えると思うのです。
原因究明の近道は、「なぜ」にこそあるのです
とはいえ問題解決のための原因究明は、そう簡単にできるものではありません。しかし私は一番簡単で誰にでもできる方法があると思っています。それは、「なぜ」を繰り返すという事です。
目の前で起こっている現象は、極めて表層的なものであって、ほとんどの場合、本質とはかけ離れています。なので、とにかく目の前で起こっている事を「なぜこの現象が起こっているのか」と考えるのです。そしてこの「なぜこの現象が起こっているのか」ということを何度も繰り返して考えてゆくと、目に見えている現象から遡っていって大元にある原因にたどり着くことが出来るのです。
何か問題が起こっているその原因なんて、大体小さな事やしょうもない事です。しかしその小さな事やしょうもない事が積み重なってゆくうちに、大きな問題になってしまっているのです。
目の前で起こっている事は、単なる現象でしかないという事。そして目の前で繰り広げられている現象に惑わされず、その背後にある原因を探る事。これが ”いけばな” においても、ビジネスの現場や日常生活や人間関係においても、大切なのです。
内藤正風PROFILE

-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
最新の投稿
・内藤正風の視点2026.02.14”高いワイン” ではなく ”お茶” を飲んだ方が幸せを感じる時があるように、いけばなが大切にしているのは「贅沢な生活」ではなく「幸せな生活」です
・内藤正風の視点2026.02.13広範囲で活躍なさっている方にとって2時間や3時間の移動は日常であり、主要な駅からバス1本で行く事が出来る光風流本部いけばな教室は便利な立地なのです
いけばな展2026.02.12いけばな展は作品を展示するだけの機会ではありません。そしていけばな展は ”ゴール” ではなく、新たな歩みの ”スタート” なのです
・豆知識(歳時)2026.02.11今日は日本の2686歳のお誕生日です。みんなで建国記念の日をお祝いし乾杯しましょう
