自己成長のために学びを得たければ、自ら行動し体験することが1番の近道です
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日は体験から始まる自己成長という事について、先日の花宴の中で様々に思うことがあったので、ブログを書きたいと思います。
体験とは自ら体を動かすことからはじまる
私は体験には、自らの意思で自らの行動を起こすということがまず必要だと思っています。
例えば観劇の体験は、劇場に足を運ばなければ得ることはできません。誰かが劇場に足を運ぶのを見ていても、それは観劇体験にはならないですし、その劇をテレビで見たとしても感激体験にはなりません。
あるいは海で泳ぐ体験は、水着を着て海岸で座って海に入っている人をいくら見ていて、海の水は塩辛いとか塩分があるから飽きやすいという話を泳いできた人から聞くことはできても、それは実体験として自らに落とし込むことはできていないのです。
すなわち他力本願では、何も生まれないということです。
花宴の出演者と観覧者には、体験の雲泥の差がある
先週末に催したイベント「花宴」は、新しいいけばなの可能性についてチャレンジする機会として開催しました。どういうチャレンジだったのかというと、いけばな作品を完成させることを目的としたアクションではなく、いけばなを作品作りが目的ではなく生けるという行為をキーワードにしながらアクションで表現する場として開催しました。って言っても、お越しにならなかった方がこの文章を読まれただけでは何のことやらよくわからないですよね。
当然です。だって今までいけばな界においてやった事の無い新しいことに取り組んでいるのですから、文字を読んだり話を聞いたりしただけでは理解できないのが普通です。
なのでこの度の「花宴」を通じて ”いけばな” の新しい可能性の扉を少しでも開くことができたのは、出演者の皆さんです。出演者の皆さんはこの新しい取り組みが何なのかすら分からないなりに試行錯誤し、苦悩し、時間を費やし挑戦した結果、新しい世界の扉を自らの実体験を通じて開く事が出来たのです。
そしてこの新しい可能性の扉の向こうにある面白そうな世界を少しだけ垣間見る事が出来たのが、来場された皆さんです。
とはいえ、この両者には大きな違いがあります。ウナギ屋さんで例えると、これまでウナギ屋さんに行ったことがない人が、初めてウナギ屋さんに行ってウナギを食べる経験をされたのと、ウナギ屋さんの前でウナギの焼ける匂いを嗅いだり店内でウナギを食べている人を店の外から窓越しに見ているのと位の違いがあるのです。
無知の知こそが人生を豊かで楽しいものにしてくれる
私は花宴を通じて、未知の事は進んで体験したほうが良いと改めて痛感しております。とはいえ命にかかわるような事柄はよくよく考えなければならないでしょうが、少なくともいけばなを通じた未知の体験には、自ら進んで飛び込んでいったほうが良いと思いますし、分からないとか知らないという事を楽しむべきだと強く思います。
無知の知こそが成長の第一歩ですし、人生を楽しいものにする原点だと思うのです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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