今日1月30日の神戸新聞「季の花」に、私の作品を掲載していただきました

こんばんは、内藤正風です。

今日は朝から夜まで光風流本部いけばな教室でお稽古三昧の1日でした。
お稽古していると1日があっという間に過ぎて、もうこんな時間かぁ。。って感じになります。ホントお稽古日って楽しいです。

内藤、新聞に載りました

新聞に載りました。って言っても悪いことをしたのではありません。
神戸新聞で毎月1回づつ連載されている「季の花」という紙面があるのですが、こちらに私の作品が掲載されたのです。

「季の花」は、兵庫県いけばな協会の役員が交代で作品を掲載しており、その様な中で私も担当させていただいているのです。
今回掲載された紙面はこちらです ↓↓

 

1月から2月を代表する花材と言えば「ウメ」です

1月2月と言えば1年中で一番寒い時期になります。しかしそんな時候に花を咲かせ私たちの目を楽しませてくれる植物と言えば「ウメ」が挙げられます。

「ウメ」は寒い時候に他の花に先駆けて咲く事から「百花の魁」とも言われますし、新芽は勢いよく天に向かって伸びてゆく姿から「勢いのある成長」を連想させることから、慶事や吉祥の代表的なモノとして色々な場面で用いられる「松竹梅」の1つにも数えられているのは皆さんよくご存じのとおりです

ちなみにこの松竹梅というのは、元々は中国の文人画の題材として伝わってきた「歳寒三友(さいかんさんゆう)」がその大元で、中国ではおめでたいという意味ではなく清廉潔白とか節操というような清らかなものというようなニュアンスで用いられていたのですが、日本に入ってきてからおめでたいものの代表のようにして扱われるようになったと聞いています。

寒風に耐え、花をつけているウメの姿

今回の作品では古来より伝わる「獅子口」という竹の器にウメだけを用いて、冬の冷たい風にも負けずに花を咲かせ、私達に春が近いと教えてくれている姿を表現してみました。

冷たい風とそこまで来ている春の足音を感じていただくことが出来ればうれしいです。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。