若いから未熟で、高齢だから成熟しているというのは単なる思い込みです
こんにちは、内藤正風です。
今日は久しぶりに雨が降らない1日でした。
とはいえ明日から3日間は高確率の雨予報になっていますので、まだまだ鬱陶しい日々を送らないといけない感じになっています。
若いから短気なのか
先日友達と、「若さ」と「短気」と「不平不満」と言う事について話をする機会がありました。
どういう事かというと、世の中のどんなところに行っても何かと言うと二言目には自分の事は棚に上げて、人の悪いところを指摘する人がいます。
何かあるとすぐに怒る人がいます。自分の思い通りにならないとイライラする人がいます。
周りの人と調和を持つことが出来ない人がいます。
私ばかりこんなにさせられている(こんなにしている)っていつも思っている人がいます。
これってなぜだろう。。。。。
という事についてです。
よく若い時は気が短かったけれども、年がいって気が長くなったという言葉を耳にします。
若い時は不平不満を言ったり、人の指摘をよくしていたが、年がいって寛容になったという言葉も耳にします。これって若いからダメで、年がいったら人間的に成長したっていう事でしょうか?
いいえ違います!!
ここをよく勘違いされがちですが、これは年齢の問題ではなく、その人の経験に基づく学びから育まれた度量の問題なのです。
怒るという行為は、未熟さゆえの行動
短気、すなわちすぐに怒るというのは、その人の想定の範囲や許容範囲を超えたからキレる、すなわち怒るという行動になっているのです。
すなわち、経験が豊富で、あらゆる場面を想定できているならば、キレる必要はないわけですよね。
あ~やっぱりそうなったか。。。とか、そうなるんだったら、この方法を講じていこう!という思考になりますよね。
他人の足りないところを、ことさらに取り立てて言う人というのは、そうする事で自分の優位性を周りに知らせようとしているのです。
自分の方が明らかに経験も知識も豊かであれば、そんなことしようとも思わないですよね。
だって幼稚園の子供が変なことしていても、大人はそれをことさらに取り立てたり目くじらを立てたりしないですよね。
またアホなことしている~。とか、私も子どもの頃にはこんなことしていたなぁ。。。って思い笑っているだけですよね。
なので分かりやすい例を挙げるならば、幼稚園の子供に「あほ~」って言われても腹も立たないですが、自分に近い年齢や経験の人に「あほ~」って言われたら、「なにっ!!」ってなりますよね。
成熟と未成熟は、年齢とは関係ない
私の周りの皆さんを見ていると、はっきりとした特徴があります。
それは年齢に関係なく、それぞれの世界で第一線で頑張っている人は、人間的に豊かであり、明るく、度量が有り、勉強熱心で、しっかりと自分の価値判断のもとになる物差しを持っておられます。
ちなみに私より若い友人にもこういう方が沢山おられます。
そういう友達とは一緒に時間を過ごしていて刺激になりますし、勉強になりますし、自らの成長の活力となります。
反対に私より経験豊かであるはずの先輩の方々の中に、残念な人もおられます。
二言目には自分の事は棚に上げて、相手の足りないところを指摘し追及したりされる方とは一緒に時間を過ごしている中で、何故にそんなに自己的で利己主義で、我儘なのか、不思議でなりません。
なのでそういうことを見ていると、若いから未熟で、高齢だから成熟しているというのは単なる思い込みだという事をつくづく感じます。
素晴らしい人と言うのは、年齢の若い高齢に関係なく、その素養を持っています。
自分自身を高めようと思うならば、そういう方達と同じ世界に居る事が出来るように自己研鑽するべきですし、自らの狭い世界から外に出て、そういう皆さんと共通の話題を持ったり共通の経験をする事で、自らを成長させる必要があります。
私自身も常にこうありたいと思いますし、ただのオッサンには成り下がりたくないと思います。
(笑)
という事で、自戒三文を最後に書きたいと思います。
私(あなた)は、若いというだけで相手を見下していませんか?
私(あなた)は、新しい世界の方と交流しようとしていますか?
私(あなた)は、周りの色々な人と一緒に心から笑う事が出来ていますか?
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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