見えないところで季節が着実に進んで行っているいるように、私たちの日常でも見えないところでの積み重ねが大切なのです
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こんばんは、内藤正風です。
今日8月7日は「立秋」です。
「立秋」とは暦の上では「秋」ってことです。ええ、こんなに焦げてしまいそうな暑さでも、北半球は秋に進んで行っているのです。
そんなことを言っても、こんなに暑いのに「秋」??って不思議に思われる人も多いでしょうが、気候の移り変わりって「兆し」が見えてから暫くたたないと目に見えてこないんです。
気候の移り変わりは ”火にかけたお水の温度変化” と同じです
気候の移り変わりって ”火にかけたお水の温度変化” と同じだと思うのです。
お水をお鍋に入れて火にかけても、最初はお水のままでなかなか温度変化が起こらないですよね。しかしひとたび温まり始めると結構すぐに沸騰するまでになります。
そして逆も同じですよね。いったん沸騰しているお湯は結構熱いままで暫くいますが、一旦温度が下がり始めるとすぐに気温に近い温度になっちゃいますよね。
気候もこれと同じなんです。
太陽が北半球で一番高い位置に来た時が”暑さの盛り”ではない
太陽が北半球で一番高い位置にきても、その熱を地面に貯めこんでいくので暑いピークはもう少し後にやってくるのです。
すなわち北半球で太陽が一番高い位置になるのが「夏至」で今年は6月21日でしたが、夏至から約1か月半くらいたって梅雨が明けたとたんに焦げそうな暑さになりましたよね。
そして反対に太陽が南半球の南の端に行った時が北半球は一番寒くなるのではなく、そこからもう少したってから気温が一番低くなってくるのです。
見えないところで季節が進んでいるように、私たちの日常でも見えないところでの積み重ねが大切です
こんなに暑い盛りの中で「立秋」と言われてもピンと来ないかもしれません。
しかし確実に地球は変化していて季節は移り変わっていっており、秋に向かって着実に進んで行っているのです。
これって私たちの日常も同じことが言えるのだと思います。
何かをしようと思って準備を始めたときには、成果といえるような目に見えるようなことは起こりません。しかしそれでも地道に取り組んでいると、そのうちに少しづつ成果が見え始めてきます。
そして成果がしっかりと出始めてきてホッとして気を緩めたりなんかすると、それからしばらくして右肩下がりになってきちゃいます。
見えないところで自然が移り変わって行っているように、私たちの日常でも見えないところでの積み重ねが大切だし、地道な取り組みの積み重ねから生み出される破壊力と成果は間違いの無いものだという事だと思います。
太陽が毎日毎日昇って沈み、そして毎日気が付かないほど少しずつ高くなったり低くなったりを積み重ねている。これぞ私たちのお手本にしないといけないよなぁと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。