敬老の日は「大切にする」だけじゃない | シルバーの知恵と経験を活かす日

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日は敬老の日ですね。私は土日祝日に関係なく仕事をしているので、世間で「三連休です」とか「大型連休です」と言われても、全く関係ありません。
なので「シルバーウィークです」と言われても、「シルバーウィークって、美味しいの?」くらいなものです。(笑)

シルバーウィークを、ただの連休で終わらせるのはもったいない

ところでこのシルバーウィークっていつから言うようになったのか分かりませんが、この言葉を目や耳にするようになってから、「シルバーウィークって言うくらいなんだから、本当にシルバーのための週間にしたらいいのに。」っていつも思うのです。

例えば、敬老の日をはさんだシルバーウィークの期間中は、お年寄りなら公共の乗り物が在住の地域以外でもタダになるとか、博物館や美術館などの公共の施設もタダになるとか、何か考えたらいいのにって。

そうしたら、「せっかく無料なんだから、ちょっと出掛けてみようか」と思う人もいるんじゃないかと思うのです。

普段はなかなか出掛けない人が、電車やバスに乗って、博物館へ行ったり、美術館へ行ったり、街を歩いたりする。お孫ちゃんを連れて芸術の秋や食欲の秋を満喫する。そんな「シルバーウィーク」があっても、面白いんじゃないかと思うのです。

敬老の日って、どこから始まったのか

ところでこの「敬老の日」って、いつどこで始まったのかご存じですか。これ、私共の教室にお稽古にお越しになられている先生から、ず~っと以前から、何度も何度も聞かされてきているので、私は知っているのです。

敬老の日の発祥の地は、私共光風流本部のお隣にある兵庫県多可郡八千代区になります。その当時は野間谷村と呼ばれていた地域です。
昭和22年、当時の野間谷村長だった門脇政夫さんが、9月15日に村主催の敬老会を開いたことが、「敬老の日」の始まりとされています。
ちなみにこの敬老の日を提唱した門脇政夫さんは、加西市のご出身でもあります。

「お年寄りを大切にする」だけではなかった

そしてこの敬老会を始められたのは、単に「お年寄りを大切にしましょう」というだけではなく、お年寄りを大切にするとともに、お年寄りの知恵や経験を借りて、村づくりをしていこう。そういう考えがあったそうです。

私自身60歳を超えて、年齢を重ねるという事を我が身で感じるようになってきました。
そんな中で1つハッキリ言う事が出来るのは、年齢を重ねるということは、単に年齢が増えたというだけのことではないのです。
若い人には若い人にしかできないことがある。そして、長く生きてきた人には、その人にしか持っていない経験や知恵がある。だったら、それをお互いに活かしていけばいいと思うのです。

折角の敬老の日やシルバーウィークを、活かさないと勿体ない

そう考えると最初に書いた、「シルバーウィークは、お年寄りの公共機関の入場料や公共交通の乗車賃を無料にしたらいいのに」という事も、ちょっと意味があるのではないでしょうか。
無料だから出掛ける動機の一つになる。出掛けるから、人に会う。人に会うから、話をする。話をするから、お年寄りが持っている経験や知恵も、誰かに伝わっていく。
そんなキッカケになったら、面白いと思うのです。

「仏作って魂入れず」ではないですが、「敬老の日だから、お年寄りを大切にしましょう」だけではなく、「お年寄りが持っているものを、みんなで活かしましょう」という考え方が、あって良いと私は思うのです。

と、こんなこと偉そうに書いていますが、敬老の日の今日も、光風流本部いけばな教室にてお稽古を朝から晩までしていますので、「シルバーウィークって、美味しいの?」状態なのは何も変わらないんですけどね。(笑)

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。