簡単なことを継続することが中々できないからこそ「凡事徹底」の持つ破壊力は大きいのです

こんばんは、内藤正風です。

今日は光風流本部いけばな教室において講習会を開催しました。講習会の年度は4月から始まり3月に終わりますので、今日が令和3年度講習会の最終講でしたので皆勤賞をお渡しさせていただきました。
午前中のクラスが2人、そして午後からのクラスが2人、皆勤をされました。おめでとうございます!!

普通の事を継続するのは難しい

休まないように出席するって、特殊な能力が必要であったり才能に左右されたりするようなものではありません。その意味では誰にでもできる普通の事です。
しかし出席を続けてゆくって事になると、普通の事なのにハードルが高くなります。そしてそのハードルは継続する期間が長ければ長いほどその高さがどんどん高くなってゆきます。

けれどこのハードルが高くなるっていう表現って実は正しくないと私は思っています。それはなぜならばハードルが高くなるのではなく、同じことを続ける事が出来なくなって自滅していっているという表現のほうが正しいからです。

続けているだけで突き抜けてゆくことが出来ます

例として一番わかりやすいのは、ブログだと思います。私はBlogを毎日書くようになってから、いま9年目に入っています。
とはいえBlogを書くのに何の特殊能力も才能も必要ではありません。だってとにかく書けばいいのですから。
小説の様に〇万部売れるような文章を書かなければならないとか何の制約もありません。
グダグダの文章を書いて公開しているだけです。誰かが読むとか読まないとかは全く関係ありません。ちなみに読んでくださっている方なんて私と近しい方が大半です。(笑)

そんな状態ですがとりあえず9年目に入っています。日本全国で9年以上Blogを毎日書いてアップしている人って何人いるでしょう。1万人に1人かなぁ。。10万人に1人かなぁ。。。1000人に1人なんてことは絶対に無いと思います。

続けていると周りが勝手に脱落してゆくので、突き抜けてゆくことが出来るのです

仮にBlogを毎日書いて9年目以上になっている人が、10万人に1人だとしましょう。
という事は99,999人は、毎日Blogを書いてアップすることが9年間続いていないってことなんですが、この人たちには2種類の人があります。まず1つは、そもそもBlogなんて書いていない人たちです。そしてもう1つは、Blogを書き始めたけれど毎日アップすることが続いていない人たちです。

そんな中で、そもそもBlogなんて書いていない人たちは今回の話には関係ないので除外して、Blogを書き始めたけれど毎日アップすることが続いていない人たちを検証してみたいと思います。

Blogを書いているけれど毎日アップしていない人には2通りの人がいます。そもそも毎日書こうとしていない人と、毎日書こうと思ったけれど出来なかった人です。
日本でBlogを書いている人たちの中の大多数は、この人たちはという事です。

そして毎日書けなかった理由は沢山あります。そもそもそんなこと思っていなかったから。とか、仕事が忙しいから。。とか、時間がなかなか取れないから。。。など色んな理由があると思います。
しかしそのお陰でそういう人たちは「Blogを書いています。時々。」という大多数の中に埋もれてしまわなければならなくなってしまっているのです。

大きな事をしようとするのではなく、小さな事を徹底的に行う

毎日続ける。たったこれだけの事なんですが、自分で出来ない理由をつけてしまったりすることで自ら離脱していってしまっているのです。
中には事故や病気など外的要因で出来なくなった人もあるでしょう。しかしそういう人は、出来るようになったらまた毎日続けるようになっておられるでしょうから、いま毎日続いていないという事は自らでしなくなっているといっても差し支えないのではないかと思います。

人と違う結果を出している人は、確実に「凡事徹底」しています。
野球選手で有名な選手は、地道な練習を他の選手以上にしています。これは全てのスポーツに当てはまることですし、スポーツだけではなく全ての事に当てはまる事でもあります。

大きな事をしようとするのではなく、小さな事すなわち凡事を徹底的に行う事こそが、何かしらの成果を出す1番の近道だと思います。
その意味でいうと、本日皆勤をなさった皆さんは「凡事徹底」の入り口に立たれたのです。是非ともこれからも1回1回を積み重ねて大きな成果を作り続けて頂きたいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。