今日から11月になりました。ってことで私ども光風流が発行しているカレンダーも新しい作品になりましたのでご紹介します
目次
こんにちは、内藤正風です。
今日から11月になりました。もう11月と思われている方もあれば、まだ11月と思われている方もあることと思います。
私はというと、まだ2か月あると思いながらも、緊急事態宣言でストップしていた公私にわたる事柄が10月以降に一気に動き始めて、中々に忙しい毎日を送っています。
とは言え忙しい=儲かるではありませんから、未来を見つめながら毎日毎日を着実に歩んでいかないといけないですね。
光風流のカレンダーは、手軽にお花を楽しんでいただく事が出来るアイテムです
生活やお仕事の空間でお花が目に付くところに飾ってあると、生活に潤いや彩りを与えてくれます。私がこういうお話をすると、お花を綺麗に生けて飾らないといけないと受け取られる方もありますが、決してそうではありません。
たとえ1輪のお花や1枚の葉や1本の枝が無造作に花瓶にさしてあるだけあったり鉢植えが飾られているだけであっても、お部屋の空気感が全く変わってきます。
とはいえこれまでにお部屋に植物を飾ったことの無い方にすると、いきなり生のお花を飾るのはハードルが高いかもしれませんので、まずその入り口として光風流のカレンダーでお花のある生活を楽しんでみて頂けたらいいなぁとも思っています。
だってカレンダーなら、水替えや手直しの手間いらずお楽しみいただくことが出来ますから。
11月の光風流カレンダーの作品
それでは今月のカレンダーの作品を紹介させていただきます。
◇作者
後藤 敦甫
◇物語
キツネの嫁入り
◇花材
フォックスフェイス、グロリオサ、ヒカゲノカズラ
◇花態
盛花 現代花
◇花器
変形水盤
◇敷板
組合せ花台
この作品を生けた後藤敦甫さんから、作品についての一言
作品のテーマはキツネの嫁入りです。
一番苦心したのはイメージでした。何をどのようにイメージしていったらいいか、とても悩みました。
私が子供のころの事ですが、凄く印象に残っていることがあります。
夜にお嫁に来られるのを見に行ったことがありました。夜の田んぼのあぜ道を提灯の明かりで歩き、提灯行列の様だった記憶があります。
そんなことを思い出しながら、イメージしていってみました。
狐の嫁入りの逸話には沢山の話があります。その中で「狐火」というところからイメージを膨らませていって、「まやかし」とか「妖艶さ」みたいなものを表現する作品にしたいと思いました。
フォックスフェイスを固めて使い、狐があっちで固まりこっちで固まりして何やらひそひそ話をし、悪だくみをしているような様子を生け表しました。
そしてグロリオサの赤で狐火をイメージして、ポッ、ポッ、ポッと、火の玉の様に揺らいでいる様を表現しました。
そんな作品のイメージが皆さんに伝われば、嬉しく思います。
後藤敦甫さんの光風流カレンダー 生け込み&撮影風景
スタジオで写真撮影のためにカレンダーの作品を制作されている後藤敦甫さんの様子もあわせてご紹介させて頂きます。
ここでしかご覧いただくことが出来ない未公開動画もお楽しみいただけます。
音が出ますのでボリュームにはご注意くださいね。
よければ「チャンネル登録」や「高評価」していただければ嬉しいです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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