令和2年の光風流カレンダー掲載作品第1弾として1月の作品を紹介します

こんにちは、内藤正風です。

昨日は友人がわざわざ横浜から訪ねてきてくれたので、久しぶりに大いに語り合いました。まあ飲みながらグダグダ言っていただけとも言いますけどね。。。(笑)

光風流では毎年カレンダーを発行しています

今、時代は、カレンダーって不要な時代になってきているかもしれません。カレンダーだけではなくスケジュール帖もいらなくなっていますよね。なぜならば、スマホの普及により皆さんの手の中にそれぞれのカレンダーがあるのですから。
しかしそんな時代だからこそ、紙のカレンダーにしか果たすことが出来ない価値があると私は思っています。

たとえば、スマホやタブレットでは画面の大きさでしか表示することが出来ませんが、紙のカレンダーならばそれ以上の大きさで表示し作品の迫力を楽しむことが出来ます。
あるいは、自分が作りあげた作品や自分の友人が作り上げた作品がカレンダーになるなんて経験をお持ちの方は、日本でいけばなをされている人の中ではほとんどありません。そんな希少な体験をしていただくことも出来ます。
年末のご挨拶の時などに、自分の作品や友人の作品が掲載されているカレンダーを先様にお渡ししていただくことが出来ます。

例を挙げればきりがないですが、こんな風に紙のカレンダーだからこその役割があると思っています。

1月の光風流カレンダーの作品

ってことで、令和2年の最初となる「今月の光風流カレンダーの作品」を紹介させて頂きます。

 

◇作者
今榮 明甫

◇花材
タケ、ワカマツ、ウメ、センリョウ、ストレチア

◇花態
盛花 置き花

◇花台
長方形花台

この作品を生けた今榮明甫さんから、作品についての一言

1月を担当させて頂きました、今榮明甫です。

1月と言えばお正月ですね。
お正月には松、竹、梅を使ってお祝いのお花を生けますが、令和2年光風流は創流60周年を迎えるにあたり、これまで色あせることなく続いてきた流派の姿を「松」に、創流当初より大切にされてきたその心を「竹」に、そしてこれからも挑戦を忘れず未来へ向かって歩んでゆく姿を「梅」に、その思いを重ね、今年1年がお花を通して楽しくそして幸せな1年になります様にと願いを込めました。

カレンダーの作品を生け込み中の、今榮明甫さん

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。