観葉植物の鉢植えを、枯らさずに越冬させるために必要なたった1つの事
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こんばんは。内藤正風です。
自分で言うのもなんですが、私、観葉植物の鉢植えを枯らさずに越冬させるの結構上手なんです。
自慢じゃないですが、これが中々のモノなんです。(笑)
冬に観葉植物をダメにしてしまう理由
せっかく飾っていた観葉植物を冬にダメにしちゃったーってよく聞きますよね。これって実はたった1つの事を実践するだけで簡単に越冬させることが出来るのです。
ええ。これ実践すればだれでも簡単に観葉植物を越冬させることが出来るようになります。
それは何かというと。。。
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水をあげない!!!
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たったこれだけです。
嘘じゃないですよ。私はこれしかしていないです。
冬場に観葉植物を枯らしてしまう原因は2つしかありません。それは、寒すぎて枯れてしまうか、水をあげすぎて枯らしてしまうかです。
観葉植物は特殊なものを除いて、そんなに温度は高くなくても越冬できる
観葉植物って聞くと凄く温度が高くないといけないように勘違いされている方もありますが、寒さって言っても一般的によく見かけるような観葉植物ならば屋内に入れておくだけでほぼ大丈夫です。但し東北とか北海道のように屋内でも氷点下になっちゃうようなお家はダメですよー。
最低気温が4度から5度以上あるくらいの環境ならば、よほど寒さに弱い観葉植物でない限り大丈夫です。
ちなみに私は、光風流本部いけばな教室においている鉢植えは、冬場は玄関の中の土間に入れています。たったこれだけで温度は十分大丈夫です。
逆に昼間と夜の温度差が大きな環境の方が枯れやすくなっちゃいます。
鉢植えの越冬に一番大切なのは水をあげすぎない事
そして最初にも書いた観葉植物を越冬させるための一番大きなポイントは、水をやりすぎないって事です。
光風流本部いけばな教室の玄関に入れてある鉢植えを例に挙げますね。
この鉢植えは、昨年の11月の頭に屋外から玄関の中に入れました。中に入れる前に全ての鉢植えにたっぷりと水をあげて、そして玄関の中に入れたのです。
そのまま今日まで水はあげていません。ええ、一滴もです。
土が乾いてカラカラの状態になってきても、一滴もあげていません。この時に私が見ているのは土の状態ではなく植物の状態を見ています。そう、土の乾き具合では判断していないのです。
では植物の何を見ているのかというと、萎れ具合を見ています。
冬は植物が休眠状態になっている期間です
冬は気温が低くなり植物自体の細胞活動が休眠状態になっています。なので土が乾いた程度では植物には何の影響もないのです。
冬場の植物は土が乾いて暫く経ってから、やっと徐々に萎れはじめます。
しかし萎れはじめたからと言って慌てて水はあげなくていいです。なぜならば休眠状態なのでそれ程たくさんの水は必要じゃないからなんです。
そして私は今日屋内に鉢植えを入れてから初めて水をあげました。約2か月半ぶりです。
ちなみに鉢植えの中のフェニックスは、水をあげる前にはこんな状態になっていました。
かなり葉っぱが垂れ下がっていますが、こんな状態でも全然大丈夫なんですよ。
植物が萎れること自体は問題ではありません
萎れるというのは水が足りないだけなので、全く問題はありません。それよりも冬に水を頻繁にあげすぎて根腐れを起こしてしまう方が鉢植えにとっては致命傷になってしまうのです。
冬に鉢植えにお水をあげる時の注意点
ただしお水をあげる時には日中の温かい時間帯に屋外に出して、たっぷりとあげるようにします。鉢の底からあげたお水がダーダー出てくるくらいにたーっぷりとあげるのです。
この事で鉢植えの土の中にある空気も全部入れ替わる様になるので、お水をあげる時にはしっかりとあげると言うのがポイントになります。
私が実践している観葉植物の越冬大作戦は、たったこれだけなんです。ちなみに昨年の冬も11月から3月くらいまでの間で鉢植えには2回しか水をあげていないですが、全ての観葉植物がしっかりと越冬をして、春になるとまた元気に葉を伸ばして大きくなってくれています。
水をあげすぎない!!これポイントですよーー!
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。