いつもと違う環境でお稽古すると、見えてくるものがある | いけばなで学ぶ「変化」の大切さ
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
昨日開催した教室は、いつもとは少し違った環境でお稽古をしました。
というのも、土日に開催していた指導展に、私の教室の生徒さんが受講に来られるので、私の教室で学ばれているとはいえ時間帯が違ったり教室が違ったりすると、一緒にお稽古される機会が生徒さんには無いので、こういう機会を設定し、いつもとは違う環境でお稽古をしていただく事にしたのです。
そんな昨日のお稽古をしていて感じた、「環境を変えてお稽古するという事」について、今日はブログを書きたいと思います。
いつもと同じことをしているのに、違って感じる
普段のお稽古なら、いつもの場所で、いつもの人たちと、いつものようにお稽古をします。もちろん、それはとても大切なことですし、それが基本です。
慣れた環境だからこそ、落ち着いて自分の課題に取り組むことができます。
ところが、そこに少し変化が入るだけで、同じお稽古なのに感じ方が全く変わってくるのです。
昨日は本部教室の方と神戸教室の方が一緒に、いつもとは違うお部屋を使ってお稽古を行ないましたから、普段なら一緒にお稽古することのない人が、花を生けているところを見たり、作品を見る機会もありました。
すると、普段なら何気なくやっていることにも、少し意識が違う方向に向くんです。「いつもと違うなぁ」って。
でもその「いつもと違う」こそが、私は大切な事だと思うのです。
環境が変わると、自分も少し変わる
人間って面白いもので、環境が変わると、自分自身の気持ちや行動も少し変わります。いつもなら何も感じないことでも、場所が変わると気になったりする。あるいは、いつもなら自然に出来ていることでも、少し緊張して慎重になったりする。そして、そういう時には、普段とは違うものが見えてくることがあります。
これはいけばなのお稽古でも同じです。
「いつも通りに出来る」というのは、とても大切なことです。
でも、「いつも通り」が当たり前になりすぎると、自分では気が付かないうちに、同じことを同じように繰り返してしまっていることもあります。だからこそ、たまには環境を変えてみる。
それだけでも、自分のお稽古の感じ方や見え方が違ってくるし、そんな中で何かを見つめ直すきっかけになると思うのです。
たまには、いつもと違う場所でお稽古してみる
別に、大げさなことをする必要はないんです。いつもと違う場所や部屋でお稽古してみる。普段一緒にお稽古したことのない人と一緒にお稽古してみる。それだけでも、ちょっとした緊張感が生まれます。そして、その緊張感の中には、ワクワクする感じもあります。
私は、こういう「ちょっとした変化」というものは、案外大切だと思っています。
「同じことを、違う環境でやってみる。」それだけで、今まで見えていなかったものが見えてくることがあるのです。
昨日のお稽古は、いつもと違う環境で行なっただけなのですが、私自身も生徒さん方を見ながら、改めてそんなことを考える時間になりましたし、お稽古された皆さん方も何かしらの刺激を感じていただけたと思うのです。
いつもと同じお稽古を大切にしながら、時には少し環境を変えてみる。
そんなお稽古も、なかなか面白いものだと思いますし、何より生徒さんへの刺激を与えて、新しい学びや気づきの機会にして差し上げることができるのです。
来年の指導展に向けて光風流の指導者の皆さんに、是非お勧めしたい機会です。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。




