生徒さんに ”より良い成長” を望むのならば、良い環境を提供する事こそが大切です
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
昨日は光風流本部いけばな教室のお稽古日だったのですが、教室で光風流のある支部の支部長さんと光風流で発行しているカレンダーに関するお話をしたのですが、そんな中で「良い成長は良い環境から生まれるんだよなぁ」と改めて思ったので、今日はそんなことについてブログを書きたいと思います。
環境が人を育てる
私は環境が人を育てると思っています。良い環境に身を置くことが出来れば、良い成長をします。なので悪い環境に身を置いてしまったら良い成長は望めなくなってしまいます。
つまり、周りにいる人が1流の人たちばかりならば1流の行動が身につきます。1流の思考が身につきます。逆に周りにいる人がぐうたらだったり不平不満ばかり言っていたり、あるいは胡麻化そうとか逃げようというような人がいる環境だと、そういう思考が身についてしまいます。
これは怖いですよ。。だって知らず知らずのうちに良い思考が身につき良い習慣が備わるかそうではないかって事なのですから。
思考は人の習慣や行動を大きく左右します。しかしこの思考という存在は、一朝一夕で身につくものではなく数か月とか数年の積み重ねが必要になるので、明日から良い思考を出来る様になろう!良い行動をしよう!!と思ってもなかなか出来るものではありません。
つまり人の思考の土台となるのは「環境」であるのは間違いなく、良い環境にいるだけで知らず知らずのうちに良いものを身に付けることが出来るのですから、環境の力はとても大きいです。
嫌われたくないと思う八方美人では、良い生徒さんは育たない
さて先のくだりでは環境、特に周りから受ける影響による人の成長という事について書かせていただきましたが、実は自分たちが生み出している環境というものもあるのをご存知でしょうか。
自分たちが生み出している環境とは、先生や役員という立場の人が目指している世界観が、生徒さんにしっかりと伝わるように行動するという事です。世界感なんて綺麗な言葉ではわかりにくいですね。言い方を変えます。
良い事と駄目な事をハッキリ言う。そして自分は将来こういう風にしたい(なりたい)と思っている、そして生徒さん方にはこんな風になっていただきたいと、思っている事をハッキリ言うという事です。
ハッキリものを言う事と押し付けは全く違う
ただここで勘違いして頂きたくないのは、ハッキリ言う事と押し付けはまるっきり違う事だという事です。良い事は良い、駄目なことは駄目とハッキリ言わないと伝わりません。しかしその理由が「私がダメと言っているからダメなの。。」では理解してもらえないでしょう。
なのでなぜ駄目なのか。なぜ良いのか。という事を、しっかりと伝えようとすることが絶対に不可欠になります。
よく、同じことを何度も何度も聞かされることを「耳にタコが出来る」と言いますが、相手に伝え理解を得るという観点で言うと、これ私は大間違いだと思っています。だって、聞いている人の耳にタコが出来るくらいならば相手の意識に残っており伝わっているという事なのですから。
相手に伝わるようにするためには何度も何度も根気よく言い続けなければならないのですから、その意味で正確に言うと「口にタコが出来る」のです。
口にタコが出来るほど言い続けて、やっとその先に理解があるのです。
良い生徒さんが育つためには良い環境を作ることが大切であり、良い環境を作るためには良し悪しをハッキリとすることがその第一歩になるのです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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