いけばなの学びはそのままお仕事や日常生活に役立てる事が出来るので、私がさせて頂く「講演」では皆様にとても喜んでいただく事が出来ています
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日は朝からスケジュールがいっぱいで、机の前に座ったら20時前になっていました。バタバタだったわけではないので、充実した1日という事でしょうか。
4年強ぶりの講演はとても楽しかったです
昨日のブログをご覧くださった方はご存じのとおりかと思いますが、4年強ぶりに講演をさせていただきました。
なぜ4年強ぶりだったかといいますと、コロナの影響です。コロナで講演のご依頼もなくなり、コロナ禍の間はお問合せすらない状態でしたが、今年5月にコロナが2類から5塁に変更になり、夏に講演のお問い合わせをいただき、今回の講演が実現することになったのです。
いや~4年強ぶりの講演という事でドキドキしましたが、しかしそれ以上にワクワクする気持ちのほうが大きく、準備をしているときも講演にお越しくださる皆さんが喜んでくださっているイメージが頭に常に浮かんでいました。
結果としては、講演の後に一緒に写真を撮りたいと何人もの方にお声がけをいただき、本当に楽しい時間になりました。
私は講演もさせていただいています
いけばなの家元というと、お花の指導をしているとか、お花を生けているというイメージが強いと思います。確かに日常の中で一番多いのはお花の指導を教室や講習会を通じて行なったり、いけばな展やイベントなどに合わせたお花を生けていたりすることですが、私は実は、講演も時々行なわさせていただいています。
とはいえ私がお話しさせていただく事が出来るのは、いけばなをこれまで行なってきた経験に基づいた内容になりのは言うまでもありませんが、結構色々な方からお声がけをいただくんです。例えばこの度はご高齢の方のグループでお話をさせていただきましたし、会社を経営されている方からは、いけばなの学びが会社での組織やお仕事に役立つという事で、話をしてほしいというご依頼をいただいたりもしています。
ちなみにこの度も、お越しになられていた中のお1人が会社の会長をなさっていて、今回私がさせて頂いた講演の内容がそのまま会社での組織に当てはまる内容なので、従業員に聞かせたいというお声がけもいただきました。
いけばなの学びは、そのままお仕事や日常生活に役立てる事が出来ます
いけばなと聞くと、お花を生けるために知識や技術を学んでいるという風に思われる方が多いです。しかしいけばなは、生の植物を素材にしていることや型という決まりがあるので、そこから得る学びは、お仕事や日常生活に当てはめたり置き換えて考えると、様々なヒントやアイデアを自分自身で気付く事が出来るという側面があります。
例えばいけばなは、色々な枝や花や葉を素材にして1つの作品を作り上げます。そのような中で、大きな枝が偉いとか小さな花はどうでもよいという事ではなく、それぞれにそれぞれの役割や働きがあり、ここが自分が果たすべき役割をシッカリと務めているからこそ良い作品になることが出来るのです。
つまり会社では社長が偉くて平社員はどうでもいいのではありません。だって平社員がいるから社長も存在することが出来るのです。お家でもお父さんやお母さんが偉くて、子供やお爺さんお婆さんはどうでもよいのではありません。子供には子供の役割がありお爺さんお婆さんにはお爺さんお婆さんの役割があるのです。
なので講演では難しいお話は基本的には致しません。いけばな的視点やいけばな的思考、そして私のこれまでの経験から感じたり学んだことを、それぞれの団体や機会などに合わせてお話しさせて頂いているのですが、これが本当に喜んでいただけるのです。
この度の講演では話だけではなくお花を生けながらお話もさせていただき、お越しくださった皆様にマジで喜んでいただく事が出来ました。
今回お声をかけてくださった、服部靖夫様、鈴木英一郎様、素敵な機会を与えてくださいまして本当にありがとうございました。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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