私にとって先代家元の追善会は、”偲ぶ” という意味よりも ”感謝する機会” という意味のほうが大きいです

こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日のブログは、光風流の皆様への業務連絡的になっちゃいます。何かというと、先代家元の追善花展のご案内です。

先代の家元がなくなって26年経ちました

先代家元は平成9年に亡くなりました。なので今年で丸26年、振り返れば早いと言えば早いですが、やっぱり長い年月が経ったのだなぁと思います。
私のような半端者が今日まで無事に家元を務めてくることが出来たのも、先代家元の高弟やその後を引き継いで流派を支えてくださった先生方のおかげにほかならず、本当に感謝の気持ちしかありません。

私は今年61歳になりますので、先代から家元を継承したのが私が31歳の時、そして先代家元がなくなったのが私が35歳の時ですので、先代はもちろんですが光風流の先生方もきっと不安だったろうなぁと思います。
あっ、今も役員や会員の皆様に「大丈夫か?」って思われているのは同じかもしれませんが、あきらめて知恵と力を貸していただければ本当に助かります。

私にとっての追善会は、先代を偲ぶというよりはこれまで支えてくださった皆様に感謝する機会になります

追善という言葉の意味は、「死者の冥福を祈って仏事を行い、またはその人にちなんだ行事をすること。追福。」とあり、「偲ぶ」という意味になります。
しかし私にとっての追善会は、先代家元や亡き母を偲ぶというよりも、これまで支えてくださった皆さんに感謝する機会という意味のほうが圧倒的に大きく思っています。

なにせ父である先代家元は私が35歳になる年に亡くなり、母は私が15歳(16になる年)に亡くなっていますので、私の周りにいる皆さんの支えがなければ今日まで生きてくることすら出来なかったかもしれないのですから。
なので私の人生は、父や母にというよりも、皆さんが何かにつけて気にかけて下さり、支え助けてくださったからこそ今日があると言って過言ではなく、その意味で皆さんに改めて感謝をする機会だと思っているのです。

あっもちろん両親に対して、この世に生を授けてくれた感謝や、いけばなの家元に産んでくれた感謝、そしてあの両親の子供に生まれる事が出来た事への感謝をしているのは言うまでもありません。

内藤光風27回忌追善花展を開催します

という事で、来る4月19日(火)20日(水)の両日、光風流本部いけばな教室において「内藤光風27回忌追善花展」を開催いたします。

開催時間はちょっと変則的になっており、4月19日は午後4時~午後9時まで。20日は午前10時から午後4時までとなっております。
これは19日の朝から追善法要を行ないその後に光風流総会を開催する予定になっていますので、このような時間になっております。そして19日を午後9時までとしておりますのは、お仕事をされている光風流の皆様にもお仕事帰りにお立ち寄りいただく事が出来る様にと思って、このような時間設定にさせて頂いています。
なので午前中のご都合が良い方、午後のほうが都合の良い方、夜が出掛けやすい方など、全ての皆さんにお越しいただく事が出来ると思いますので、光風流の皆様、お気軽にお越しいただければ幸いです。

お誘いあわせで、お1人で、お気軽にお越しくださいね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。