”視点による見えるモノの違い” と ”体験しなければ分からない事”を改めて感じた日
こんにちは、内藤正風です。
今日はお昼に、私が加入している会の例会があったので出席してきました。この会は今日からが新しい年度になるので、先週までとは違う役職での参加になります。
そんな中で ”視点による見えるモノの違い” と ”体験しなければ分からない事” が沢山あるなぁと思ったので、今日はそんなことについてブログに書きたいと思います
視点によってまるで違う世界が見えてくる
先週まではこの会で会長という大役を仰せつかっており、この会に参加したら一番前の席に座らせていただいていたのですが、今週からは新しい年度になり別のお役をいただいており、一番後ろの席が私の定位置になります。
そんな中で今日初めての例会があり一番後ろの席に座ったのですが、これまでと同じ集まり、同じ部屋、同じ手順で進んでゆく会なのに、全く別の機会の様に感じました。
いたぁ~視点って凄いなぁと改めて思いました。
座る場所が変わっただけでこんなにも見え方が違うし、その事によって感じ方もまるっきり違うのですから。
そう思って考えたら、確かに視点による物事の見え方ってまるで違ってきますよね。
例えば、円錐(えんすい)を真横から見たら三角形の平面に見えます。真上から見たら平面の正円に見えます。しかしそれ以外は立体的な円錐に見えています。
そしてこういう視点の違いは日常生活の中でも沢山あります。
例えば食堂を例に挙げれば、同じ食堂にいて同じカレーライスを見ていても、お客様は「チョット高いなぁ」と思っているかもしれませんが、お店の方は「こんなに良い材料を使ってこんなに手間暇をかけているのだからお得なカレーだ」と思っているかもしれません。
そしてこれはお店の中でも起こっていて、経営者としての視点と従業員としての視点は違うところを見ていたりします。
そう思って考えると視点=思考の違いという風に置き換える事も出来、幅広い思考が出来るようになるためには様々な視点を持つことが必要ですし、そのためには「沢山の経験」をする事が一番の近道だよなぁと改めて思うのです。
体験しなければわからない事がある
さてそんな「沢山の経験」をするためには、色々な立場を経験するという事も必要です。
私も昨年度1年間、会長という大役を務めさせていただき、表には見えていない会長だからこそしなければならない事や考えなければならない事があるということを痛感しました。これなども体験しなければ分からない事だと思います。
また先ほどの食堂の例に置き換えるならば、お客様の立場を経験する為にはお店に行けばいい事なので、ほぼ全ての方がお客様の経験はお持ちです。そしてお客様目線で、接客が素晴らしいとかお料理がおいしいとか色んな事を思われていますよね。
ではお店の従業員の経験はどうでしょう。これは学生時代に飲食業でアルバイトをしたことがあるとか、現在飲食業で働いていますって方に絞られてきますので、お客様の経験者よりもかなり少なくなってきます。
そういう中で従業員の経験をお持ちの方は、グズグズいって面倒くさい客がいたとか、社長や店長から細かい事まで注意されてしんどかったとか色々な体験をされている事と思います。
そして経営者の経験というのは、食堂に関連する中では一番少ない存在になるでしょう。
加えて、同じ食堂の中で働いていても経営者の方は経営にかかわる事に責任を持たなければなりませんので、時間で働いているアルバイト君とかがしている経験の他にも沢山の経験をされているのは言うまでもありません。
私は飲食店を経営したことはないので、経営者の方のご苦労や楽しさという事は想像でしかわかりません。しかし従業員の立場は学生時代にアルバイトで経験していますので少しかじる程度になら分かります。お客様の立場は外食に行きますからもちろんわかります。
こんな風にその立場になって体験しなければ分からない事が世の中にはたくさんありますし、それは年齢とは全く関係なくその立場になったことが有るか無いかによって変わってきます。
いくつになっても新しい体験や経験を求めて自分を成長させ、より広く柔軟な思考が出来る様にならないといっけないなぁと改めて思う機会になりました。
内藤正風PROFILE
-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
最新の投稿
- ・内藤正風の視点2024.11.21出来る方法探しの思考を基本とすれば、自分自身のテンションが上がるし人生も楽しくなりますよ
- ・内藤正風の視点2024.11.20人生を豊かにしてくれるのは「体験」であり、いけばなもお花を生ける事を通じてどの様な体験を提供させていただく事が出来るかという事が大切なのです
- いけばな作品2024.11.19心を込めて作り上げた ”いけばな展の作品” を「展覧会に行けないから後で写真で見せてね」と言われると、とても残念な気持ちになります
- いけばな展2024.11.18「兵庫県いけばな展(神戸会場)」は本日が最終日となります。つきましては閉場時間が早くなっていますのでご注意ください