先日退位された ”明仁上皇” のことを「平成天皇」とお呼びしてはいけないですよ。これ大間違いなんです

こんばんは。内藤正風です。今日の会議は楽しかった~~!今日は私ども光風流の会議をしたのですが、ムッチャ楽しかったです。

まあこのことについては明日にでもブログで紹介しますが、今日は別の事を書きたくて筆をとりました。。。いや筆じゃないな(笑)、キーボードを取りました(笑)(笑)

平成天皇という表記は、大きな間違いです

今日スマホで”話題の記事”みたいなのをパラパラとみていて、「えっ???」って思う事があったんです。
それは「先日退位された平成天皇。。。」という表現をされていたからなんです。

これまでの天皇陛下のことを、”昭和天皇”、”大正天皇”、”明治天皇”と呼んでいるので、そのまま「平成天皇」と、この方は書かれていたのでしょうが、これは大きな間違いなんです。

「諡(おくりな)」という称号

”昭和天皇”、”大正天皇”、”明治天皇”というのは「諡(おくりな)」なんです。
「諡(おくりな)」をウイキペディア先生でググるとこのように書かれています。

諡(し、おくりな)、あるいは諡号(しごう)は、主に帝王・相国などの貴人の死後に奉る、生前の事績への評価に基づく名のことである。「諡」の訓読み「おくりな」は「贈り名」を意味する。

 すなわち、「人が亡くなった後に尊敬の意味や徳を称えて贈る称号」の事なのです。
なので、退位なさっても「平成天皇」とお呼びするのは大間違いなんですね。

退位された天皇陛下の呼び方

ではどのようにお呼びするのが正しいかというと、「上皇陛下(じょうこうへいか)」とか「昭仁上皇(あきひとじょうこう)」のようにお呼びさせていただくのが相応しいのです。

「上皇」というのは退位された天皇陛下を指す言葉であるとともに、今回の退位に関しては”皇室典範特例法”の中で、明仁陛下の退位後には「上皇」という称号を用いるとも規定されているのです。

現在の天皇陛下を「令和天皇」とお呼びするのも間違いです

同じ理由から、新しくご即位なさった徳仁天皇(なるひとてんのう)の事を、「令和天皇」とお呼びするのも間違いになります。
なので”天皇陛下”とお呼びさせていただく以外の呼称は、在位中の天皇を示す「今上天皇(きんじょうてんのう)」か、あるいは「徳仁天皇」などと表記するのが正しいものとなります。

ってことで本日は、オッサンのチョイと気になりましたのでグダグダと書いてみましたってブログです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。