人の本質は横着なんです。だからこそ人類はこれだけ発展し今も進歩し続けているんだと思います

こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

今日は友達と電話で話していて、ああ~そうだよな~!!って改めて思うことが有りました。
それは「人間の本質は横着なもの」ということです。

これって私見なので、「そんなんちがう~~!!」って言われてもどうしようもないですのでスミマセン(笑)

もっと便利になりたい。もっと楽しみたいという欲求

明が進歩しているのは、人間がもっと便利になりたい、もっと楽をしたい、って思うからですよね。
「いけばな」でも上達したいって思うからこそ、どうやったら早く覚える事が出来るのか?どうやったら簡単に身につける事が出来るのかと思考錯誤をするようになるのです。言葉を変えれば効果的なお稽古が出来るのかって事を考えるようになるのです。
これって「人間の本質は横着なもの」って事だと思うのです。

目標を設定するから続ける事が出来る

人間って横着なものだからこそ、目標がないと1つの事をなかなか継続できない動物でもあります。
だって、節目となる目標が有るから、その節目まで頑張ろうと思ってやれるんですよね。
目標も節目も何もなく、とにかくやりなさいとか、とにかく続けなさいって言っても、そのうちにナアナアになってしまったり、惰性だけで行ってしまうようになって、いつしか続かなくなってしまうものです。

今月1か月頑張ったら家族で旅行に行ける。
今週末には友達と飲み行ける。
だからこそそれまではしっかりと仕事に励もう。
とか、
1か月後に発表会が有るからそれまでしっかり練習を積んで上達しよう!
とか。

「欲」があるからこそ人間は進歩発展する

そもそも人間は、放っておくと堕落してゆきかねない動物なんだと思います。
しかしそこに「欲」というものが有るからこそ、色々な事の原動力になっているのだと思います。

ただここで過ぎた「欲」は、身を滅ぼします。
自己が発展する。みんなが幸せになる。みんなが喜ぶ。という考え方ならばいいのでしょうが、自分さえよければいいという考えになってしまうと、自欲で自己を滅ぼしてしまうように思います。
周りを見ているとそんな風に思います。

人間は好きな事や面白い事にしか、興味を持てない

横着を逆に捉えて色んな事を考えて取り組んでゆくと、色んな事が面白くて楽しくなってきます。
ウキウキしてきて、まだかなまだかなぁ~って思うようになってきます。
きっと人間は好きな事や面白い事にしか、興味を持てないんでしょうね。
だから良い意味での「欲」を原動力にしないと自堕落になっちゃうんだろうな。
興味をどこに向けて、どんな風にして動機付けにしてゆくのか。
それが一番重要なんだろうなぁと思った木曜日でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。