お彼岸に食べる「彼岸団子」と「ぼた餅」の違いについて

こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

 

溜まりに溜まって首もまわらないくらいになっていた雑務も、何とかここ数日でひと段落させる事が出来、ホッとしています。
スッカリ片付いたわけではありませんが、とりあえずお尻に火がついてボーボー燃え盛っている状態は脱っしたようです(笑)(笑)

今週末は彼岸です

さて今週末は「彼岸」です。
彼岸は春と秋の二回あり、二十四節気の1つでもある「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日づつを加えた1週間の事を言います。
ちなみに今年の春分の日は3月20日ですので、春の彼岸は3月17日から23日までの期間となり、3月17日を ”彼岸の入り” 、3月20日を ”彼岸の中日” 、3月23日を”彼岸明け”と言います。

お彼岸の事については昨年9月に、
お彼岸って何かご存知ですか?そしてなぜ春と秋に2度あるのかご存知ですか?
のBlogで取り上げさせて頂きましたので、興味のある方はこちらをご覧くださいね。

「彼岸団子」と「ぼた餅」

彼岸の頃に食べる「彼岸団子」や「ぼた餅」ですが、以前に、同じものだと思っている方がおられることに驚いたことが有ります。
「ぼた餅」を見て「彼岸団子」って言われたのです。

きっとその人は、お彼岸に食べる丸くなったものなので「ぼた餅」の事を「彼岸団子」って仰られたのだと思います。
その気持ちはわかるのですが、一方は”餅”、もう一方は”団子”なんですから、同じ丸い食べ物であっても全く別物なのです。

「餅」と「団子」は何が違うのか?

「餅」とは、もち米を蒸してからついたり練ったりして作られたもののことをさしますし、「団子」は、穀物をいったん粉にして、その粉を水などで丸めて茹でたものの事を言います。

 

ぼた餅は、お米(もち米)を蒸してついて作ったもの

団子は穀物をいったん粉にして、その粉を水などで丸めて茹でたもの

 

違いをお分かりいただけましたでしょうか。

って事で今日は、もう少し雑務を片付けておきたいと思いますのでこれにて。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。