「みんなが言っている」とか「あなたのためを思っていっている」なんて全て覚悟のない言葉でしかなく、そんな言葉に振り回される必要はないのです

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

いや〜先日なんですが、久しぶりに聞きました。「みんなが言っている」って言葉と「みんなが思っている」って言葉を。ここのところ耳にしていなかったので、久しぶりに聞いて楽しくなっちゃいました。(笑)

「みんなが言っている」の ”みんな” って誰々なのか調べたことありますか

色んな機会に「みんなが言っています」とか「みんなの意見です」って耳にすることがありますよね。この”みんな”って言葉に惑わされてしまう方が多いのではないかと思うのですが、この言葉聞くと私はいつも思うのです。「じゃあその ”みんな” って誰々の事なの?」って。
ちなみに私、「みんなって誰々ですか?」って聞いて確認したことが、過去に何度かあります。「わかりました。ぢゃああなたが言われている”みんな”って誰々ですか、名前を挙げて教えてください」って。

結果はいつも同じでした。
サッと名前が挙がるのは2~3人、考えながら出てくる人を加えて5~6人、10人のお名前を挙げられる方はたま~におられましたが、20人以上のお名前を挙げられた方は誰一人としておられませんでした。

 ”みんな” は ”全ての人”ではない

結局、”みんな” というのは ”全ての人” という意味ではないのです。自分の知っている人の中にはそういう人もいるってだけなんです。なのでこういう場合の ”みんな” というのは、自分の考えと同じか近い意見を持たれている方が1人とか複数人おられたら、”みんな”になっちゃうんですね。
もっとひどい人は、その事柄について誰かに確認したわけでもないのに、自分の意見の裏付けにするために ”みんな” を語っていることもあるのです。

今の日本は、大きく声を挙げた人の意見が注目され、ことさらに声を挙げない方の意見は無視をされる傾向があるように思います。たとえば「○○のとんかつはムッチャまずかったし、店主もの対応も最低だった~!」ってワーワー言ったら、それを皆が目にしたり耳にしたりします。
しかし逆に、そのお店が美味しいと思っていたり店主と仲良しの人は、いちいちそんなことを声高に言わないですよね。

仮に美味しいと言っている人がいても、ネガティブな言葉のほうがショッキングだし話題性があるので「○○のとんかつはムッチャまずかったし、店主も最低だ~!」の声の方が広まって行っちゃうってだけのことなのです。

人は自分の意見に責任なんて持っていない

人は自分の話す言葉に無責任なものだと、私は思っています。
だって先の例でいうと、「〇〇のとんかつは不味い」っていってそのお店がつぶれたとしましょう。けれどその話をした人は、自分が発した言葉がその事柄に影響しているなんて思わないですよね。もちろんつぶれたお店を助けないといけないなんて毛ほども思わないでしょう。
あるいは「もっとこうしたらいいと思うよ」って言っている人も、そのように相手がして失敗したとしても、その責任なんてとらないですよね。
これは無責任でもなんでもなく、人はそれが普通なんです。

人が自分の発言に最後まで責任を持ち、自分の損得ではなく破産してもどんな不利益を被っても何とかしようと覚悟を持ってするのは、その相手が親子か兄弟の時くらいではないでしょうか。

情報は受け手がしっかりと精査しなければならない

人の意見を参考にするのは良いと思いますが情報に溢れている現在、自分でしっかりと確認したうえで責任をもって取捨選択しなければ、人や世の中に振り回されてしまうようになってしまいます。
「情報弱者」という言葉があり、一般にはネットにアクセスできないような高齢者のように思われがちですが、人の話に振り回されてしまっている人も「情報弱者」だといえると思います。
ざっくりというならば、声高に言われている情報、ネガティブな情報、「みんな」が付いている情報は、よくよく精査し、自分の覚悟を持って取捨選択するべきだと私は思っています。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。