令和5年光風流カレンダー「古（いにしえ）の歌に想う」の６月作品と写真撮影風景を紹介します

月が替わりましたので、光風流カレンダーの作品も新しい作品になりました
６月の光風流カレンダーの作品を紹介します
この作品を生けた福永万智甫様から、作品についての一言と生け込み＆撮影風景

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日から６月。今年も前半最後の月となりました。
５月末から梅雨に入り、今日も曇ったり雨が降ったりで鬱陶しい１日になっていますが、まあそれも梅雨らしいと思ってその風情を楽しみたいと思います。

月が替わりましたので、光風流カレンダーの作品も新しい作品になりました

新しい月になりますと私のBlogをお読みくださっている一部のマニアの方はよくご存じだと思いますが、光風流カレンダーの新しい作品をご紹介させていただいています。

といいますのも、光風流ではカレンダーを毎年発行しており、毎年年間のテーマを設けてその年ごとに特徴ある作品を掲載し皆様にお楽しみいただいております。
ちなみに今年のテーマは「古（いにしえ）の歌に想う」としており、和歌の世界観をいけばな作品で表現しています。

和歌と聞くと自分たちには程遠い存在と思っておられる方もおられるでしょうが、光風流のカレンダーで取り上げている和歌は、１２カ月それぞれの特徴が分かりやすい歌や植物が読み込まれている歌を取り上げていますので、小難しくなく単純に見て楽しんで頂く事が出来るものになっています。

６月の光風流カレンダーの作品を紹介します

それでは６月のカレンダー作品を紹介させていただきます。

◇作者
福永万智甫

◇和歌
紫陽花の　よひらの山に見えつるは　葉越しの月の　影にやあるらむ（崇徳院）

◇花材
アジサイ、トルコキキョウ、シャガ、ピンポンギク

◇花態
盛花

◇花器
変形水盤

◇敷板
光風流組合せ花台

この作品を生けた福永万智甫様から、作品についての一言と生け込み＆撮影風景

この作品を生けられた福永万智甫様からの作品についての思いや苦心した点など一言と、スタジオで写真撮影のためにカレンダーの作品を制作されている様子もあわせてご紹介させて頂きます。

音が出ますのでボリュームにはご注意ください。

YouTubeでは色々な動画のアップも行っていますので、よければ「チャンネル登録」や「高評価」していただければ嬉しいです。

内藤正風PROFILE

内藤正風

平成５年（1993年）、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。